2023年1月12日、中国のポータルサイト・百度（バイドゥ）に「韓国のガールズグループは人気のためには手段を選ばない」とする記事が掲載された。

記事は、「韓国のガールズグループは男たちの胸をときめかせる存在だ」とする一方、「グループは数えきれないほど存在しており、競争は激しい。彼女たちの多くが長年のトレーニングを受けてデビューしており、才能以外の条件はほぼ同じだ。グループ内ではポジション、つまりダンスや歌、ルックスなどそれぞれの“得意分野”があり、総合すると各グループの実力もおのずと拮抗する」と説明した。

その上で、「こうしたほぼ同じ条件の中で競争に勝つためには、何か変わった手段を使うことになる」とし、「最も直感的な手段の一つが衣装だ」と指摘。「彼女たちの“きわどい衣装”が物議を醸すこともしばしばで、『人気のためなら手段を選ばない』との批判も少なくない」とした。

そして、最近話題の5人組ガールズグループ（G）I-DLE（ジー・アイドゥル）のメンバーがオンラインでのライブで着用していた衣装を例に挙げ、「4人が普通ではない“腰パン”状態で、中でも2人はまるでパンツが露出してしまっていると勘違いしそうなデザインだった」と紹介。「衣装の効果もあり、ライブ終了後には（G）I-DLEがヒットチャートに登場した」とした。

また、「韓国では中国の『股割れズボン（幼児が排せつしやすいように股の部分が初めから開いている）』のようなズボン（股の部分を開いて下にはいている“見せパン”を見せるようなもの）も流行しており、大人気ガールズグループ『BLACKPINK』のリサでさえ、ライブでこのような衣装を身に着けたことがある」と説明。ほかにも、「MAMAMOO」のメンバーであるファサが着用した「ビヨンセを意識した」というボンデージ風の衣装も物議を醸し、擁護の声と共に多くの批判や嘲笑も集まったとした。

記事は、「似たような衣装は後を絶たず、芸能事務所もそうした衣装を話題作りの手段として利用していることは明らかだ」とし、以前、あるガールズグループがライブ配信中に太ももを隠したことでマネージャーに叱責されたとのエピソードを回顧。「表面的には華やかに見えても、実際は彼女たちが払わなければならない代償は多い」とし、「韓国でアイドルになりたいと思っている女子たちは、これを見て考えを変えてくれるだろうか」と結んだ。（翻訳・編集/北田）