Record China 2023年1月18日(水) 8時0分
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16日、金投網は、中国の年間自動車輸出量がドイツを抜いて世界第2位となり、世界一の日本も慌て始めたとする記事を掲載した。
2013年1月16日、中国メディアの金投網は、中国の年間自動車輸出量がドイツを抜いて世界第2位となり、世界一の日本も慌て始めたとする記事を掲載した。
記事は、中国自動車工業協会のデータで、22年における中国の自動車輸出量が前年比54.4%増の311万台に達し、ドイツを抜いて世界第2の自動車輸出大国になったと紹介。日本の自動車産業調査会社マークラインズのデータによればドイツの22年の輸出台数は前年比10%増の261万台にとどまり、日本の輸出量は22年1〜11月で前年同時期とほぼ同水準の320万台となっており、年間輸出量は21年の382万台に届かない可能性があると伝えた。
そして、輸出量の増加ペースを考えれば23年のうちに中国が日本を抜いて世界一の自動車輸出大国となることも決して絵空事ではないとし、中国の自動車輸出躍進の背景には、中国の自動車製造業の成長に西側の既存自動車産業がボトルネックに陥ったことが重なった結果であるとの見方を示した。
また、中国の自動車製造業を急成長させた最大の要因が電気自動車(EV)の発展にあり、22年には中国のEV出荷台数が前年比2.2倍の67万9000台に達し、30年にはEVの輸出量が250万台に到達するとの予測も出ていると伝えた。
さらに、大きな輸出規模が中国製自動車のブランド普及を後押しし、輸出先が世界各地に広がっていると指摘。強力なサプライチェーンに支えられたBYDや吉利などのブランドが急速に世界戦略を進めており、東南アジアでは中国のEVメーカーが市場をリードし、22年4〜6月期に米テスラを抜いて世界最大のEVメーカーとなったBYDが現在ノルウェー、シンガポール、ブラジルなど多くの海外市場で自動車を販売していると紹介した。
記事は、中国のEVが猛烈な勢いで世界を席巻する中、日本車は品質、価格の面で強みをどんどん失っているとしたほか、ドイツ車も新型コロナやサプライチェーンの混乱といった大きな問題を抱えたことで売り上げが低下し続けていると紹介。「従来の化石燃料車ではなおも日本やドイツにはかなわないものの、世界の大きなトレンドを見れば中国の自動車ブランドはすでに広く歓迎されるようになっている。日本を追い抜くのも時間の問題だ」と評した。(翻訳・編集/川尻)
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