UAEが日本からの輸送機輸入をやめ韓国と共同開発へ=韓国ネット「甘く見るな」「日本は賢い」

Record Korea    2023年1月18日(水) 16時0分

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17日、韓国・MBCは「アラブ首長国連邦(UAE)が日本からの輸送機輸入をやめ韓国との共同開発を選択した」と伝えた。写真は韓国大統領府のFacebookアカウントより。

2023年1月17日、韓国・MBCは「アラブ首長国連邦(UAE)が日本からの輸送機輸入をやめ韓国との共同開発を選択した」と伝えた。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の国賓訪問を機に、韓国の防衛産業企業が15日、UAEと多目的輸送機共同開発の了解覚書(MOU)を締結した。記事は「UAEが最近、海外からの完成品輸入から自国生産技術の確保に向けた共同開発に武器体系導入政策の基調を転換していることが奏功した」と説明している。

記事によると、UAEは17年から日本が独自開発したC2輸送機の導入を進めてきたが、C2輸送機は「野戦非舗装滑走路での離着陸が制限される」ことから、導入をためらっていたという。このため日本政府はUAE側の実務者も参加する中で非舗装滑走路離着陸テストを行うなどして問題がないことを証明してきたが、UAEは韓国企業と共同開発MOUを締結した。その理由について韓国の防衛産業企業関係者は「UAEは日本に輸送機関連技術の移転を求めてきたが、日本が拒否したことで交渉が決裂した」と説明したという。

韓国航空宇宙産業(KAI)が開発を進めている多目的輸送機国際共同開発事業は、35年までの量産を目標としている。総開発費は数兆ウォン、量産費は数十兆ウォンと予想されているが、UAEが技術移転などを条件に相当部分を投資するものと予想されている。UAEが輸送機輸入から共同開発に転換した最大の理由は、輸入した武器体系にかかる莫大(ばくだい)な維持・運営費のためだという。

また記事は、現在テスト飛行段階にある韓国型4.5世代戦闘機KF-21の共同開発にもUAEが参加を打診してくる可能性への期待が膨らんでいると伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「防衛産業の輸出が好調でうれしいことだね」「インドネシアは切って、UAEと協力すべきだ」など喜びの声も上がっているが、「UAEを甘く見てはいけない。韓国から宇宙発射対衛星技術を学んでおきながら、韓国より先に火星探査船を打ち上げた国だ」「過去の政権が防衛産業を磨き上げたのに、何もしていない尹大統領が大きな顔をしないでもらいたい」「MOUを結んだだけで大げさな」「本契約ではなくてMOUか」「李明博(イ・ミョンバク)政権もMOUをたくさん締結したが、全ては成果を上げたと宣伝するための虚勢、詐欺だった。尹錫悦政権も十中八九そうだろう」「先のことを考えている日本は賢い」など冷ややかなコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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