「お年玉預かっておくから」一向に返さない父親を子どもたちが提訴―中国

Record China    2023年1月19日(木) 23時0分

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中国・江蘇省邳州市でこのほど、13歳の子ども2人が預けたお年玉の返還を求めて、実の父親を裁判所に提訴した。

中国・江蘇省邳州市でこのほど、13歳の子ども2人が預けたお年玉の返還を求めて、実の父親を裁判所に提訴した。中国メディアの中国新聞網が19日付で伝えた。

報道によると、父親の周(ジョウ)被告と母親の呉(ウー)さんは結婚後、一男一女(共に13歳。双子か年子なのかは不明)をもうけたが、その後離婚。2人の子どもはいずれも母親の呉さんが育てている。

2020年1月26日、周被告は「預かっておくから」と言い、2人の子どもがもらったお年玉計1万6800元(約32万円)を持ち去った。子どもたちはお年玉を返すよう再三求めたが、周被告はそのたびに理由をつけて返還を拒否し続けたため、裁判所に提訴した。

中国では民事訴訟について原告の年齢に制限はないが、原告が18歳未満の場合は法定代理人が代わりに訴訟を起こすのが一般的だという。なお、日本では民事訴訟の単独提起ができるのは成年者とされる。

このほど同市人民法院で行われた裁判では、周被告に対し15日以内に息子に8000元、娘に8800元を返還するよう命じる判決が下った。

この話題は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でトレンド1位に。ネットユーザーからは「素晴らしい判決だ」「離婚したのに子どものお年玉持ち去るって、この父親どんだけ金欠なんだよ」「子どもたちはよくやった」「こういう父親は少なくない」「毎年お年玉は親に持って行かれる。将来家を買う時に返してやるからって」「もし両親が離婚していなかったらこういう判決は出たのか?」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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