2023年1月19日、韓国・朝鮮ビズは「韓国語が中国語を抑えて世界7位の学習言語になった」と伝えた。

記事によると、米CNNは17日（現地時間）、外国語学習アプリ「Duolingo」の調査結果を引用し「K‐POPやドラマなど韓国のコンテンツが世界的に注目を集めたことで、韓国語が世界的に人気のある言語になった」と伝えた。

韓国語は昨年、同アプリで7番目に多く学習された言語だった。同アプリの利用者は約5億人で、学習言語は英語が最も多く、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語、イタリア語が後に続いた。8位は中国語、9位はロシア語、10位はインド語だった。CNNは「中国語は活用度が高いが、国のイメージが悪化したため韓国語を下回った」と分析した。

韓国語はフィリピンやブルネイなど4カ国で最も多く学習された外国語1位となり、タイやインドネシア、パキスタンでも上位に入った。また、米国の高等教育機関の言語講座のうち、韓国語の受講者数は02年の5200人から16年は1万4000人に増加したという。

CNNは、韓国語の人気の秘訣は「韓流」にあると指摘した。ボーイズグループ・BTSの人気をはじめ、12年に歌手PSY（サイ）の「江南スタイル」、19年に映画「パラサイト 半地下の家族」、21年にNetflixドラマ「イカゲーム」など相次いで大ヒット作が登場し、関心が高まったという。韓国政府がタイなど東南アジアの国に韓国語教師を積極的に派遣するなど文化影響力の拡大に力を入れていることも韓国語の人気上昇につながったとされている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「世宗大王（ハングルの創設者）に感謝」「言語の人気が高いということは、その他のものも世界的に人気があるということだ」「韓流の力。韓国は文化強国」「7位なら上出来。正直、英語より良い言語だと思うけど、国力の差があるから仕方ない。世宗大王はうれしいだろうな」など喜ぶ声が上がっている。

また、「中国語は漢字も発音も複雑。それに比べてハングルは科学的かつ体系的なのに多様な表現ができる」「言語の特性上、韓国語は中国語より学びやすい」「中国人が『韓国語は中国の方言』と言い出すのでは？」「日本語よりは下だけど、とても意味のある結果。日本語を上回る日が来ますように」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）