米国の日常生活にも、中国から移住した人々によってもたらされた状況が存在する。例えば米国人は、しばらく会わなかった知人などに再会した場合に、“ Long time no see ”(お久しぶりです)と普通に言う。これは実は、19世紀半ばに米国にやってきて、鉄道建設に従事した中国人労働者の間で広がった言い回しだ。彼らは英語を少し使えるようになると、中国語の「好久不見」(お久しぶりです)の漢字4文字を、そのままの順序で英単語に置き換えて、この言葉を作り出した。英文法上は間違っていると評するしかないのだが、非中国系の米国人も使う言い回しになった。
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