今の日本はコロナ前とここが違う―香港メディアが旅行前に知っておくべき知識を伝授

Record China    2023年1月27日(金) 5時0分

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香港は人口当たりの日本旅行者が最も多い国・地域だ。香港メディアの香港01は、22日付記事で、再び旅行しやすくなった日本の、コロナ以前とは違う点を紹介した。写真は記事でも取り上げられた秋葉原の様子。

香港は、世界のあらゆる国・地域の中でも、日本旅行の人気が最も高い土地と言える。日本政府観光局(JNTO)によると、コロナ発生前の2019年には延べ229万792人の香港人が来日した。同年の香港の人口は750万8000人だったので、乳幼児から高齢者までを含めて香港人の3.28人に1人が日本を訪れた計算になる。台湾人の4.73人に1人、韓国人の9.27人に1人と比べても、日本旅行をする香港人は目立って多い。

そして日本政府が2022年12月末に、外国人観光客の入国時の感染症対策を大きく緩和されると、香港メディアは改めて日本旅行の情報をしきりに紹介するようになった。香港メディアの香港01は1月22日付で、コロナ前と比べて、現在の日本ではどの点が違っているかを紹介する記事を発表した。以下は、その要約だ。

1.レジ袋が優良になった

香港ではずいぶん昔からレジ袋の有料制を実施していたが、日本では新型コロナウイルス感染症の発生当時、コンビニや商店で買い物をした際に、ビニール製レジ袋は無料だった。日本人は長年に渡り、レジ袋を繰り返し使って無駄を減らす習慣を持っていた。しかし日本政府は20年7月に、レジ袋を有料にする措置を本格的に実施した。

料金は一律でない、安い場合には3円である一方、50円も取られる場合がある。日本の高級ブランド衣料品を購入した場合、100円もする場合があるので、旅行の際には十分に注意しなければならない。

2.秋葉原が原点に戻った

秋葉原はアニメやゲームの聖地として、関連商品を扱う店やメイド喫茶も集まっていた。また、ゲームセンターも多く、多くの観光客がカネを落とす場所だった。しかしコロナ禍により、多くのアニメやゲームの関連商店やゲームセンター、メイド喫茶が営業を続けられなくなった。現在の秋葉原は、それより前の電気製品を扱う店が集中する、正真正銘の電気街に戻りつつある。

3.外国人店員が少なくなった

日本は世界中から旅行者が集まる国だった。そのため、コロナ前には外国人店員がいる店が至る所にあった。彼らは中国語、英語、その他の言語を使って接客した。外国人旅行者にとっては、間違いなくとても便利だった。

しかし最近になり日本を旅行したところ、日本の店では外国人スタッフがコロナ前と比べて、あきらかに減少していた。コンビニ、百貨店、ショッピングモール、テーマパークは、見る限り日本人スタッフが中心となって営業していた。これから日本語の出来ない人が日本を旅行する際には、翻訳アプリを用意しておくと便利だろう。

4.入国時に“ Visit Japan Web ”は必須アイテム

コロナ前ならば、日本旅行の際には搭乗した飛行機内で入国審査と手荷物申告書を記入しておけば、空港到着後は入国印を押してもらうだけだった。しかし現在は入国者の審査や規制が強化されたため、事前にVisit JapanのWebで旅行日やワクチンの接種回数などの経歴を記入しておかないと、入国手続きに時間がかかってしまう。

5.多くのランドマークが姿を消した

屋外で見られた多くのランドマークが姿を消した。例えば、江東区青海にあったパレットタウン観覧車も22年8月に営業を終了した。開業は1999年で、当時は高さ115メートル、直径100メートルの世界で最も高い観覧車だった。1周には16分かかり、夜間は100色以上の光を放つ特徴的な観覧車だったが、多くの人に惜しまれつつ姿を消した。

その他にも、小田急百貨店新宿本店が22年10月に閉店した(新宿西口ハルクは営業している)。ビックロ ユニクロ 新宿東口店、お台場パレットタウンも営業を終了した。神保町の三省堂本店も、建て替えのために取り壊された。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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