フライメディア 2023年1月23日(月) 11時30分
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日本では、1月も半ばで、そろそろ正月気分も抜けてくる頃だが、中国では、これから、いよいよ春節(旧正月)を迎える。
日本では、1月も半ばで、そろそろ正月気分も抜けてくる頃だが、中国では、これから、いよいよ春節(旧正月)を迎える。春節は、旧暦のお正月になるので、毎年異なり、2023年は1月22日になる。ちなみに大晦日にあたるのが1月21日だ。そして、春節には現地でも縁起を担いだおめでたい料理を食べる。地域により多少異なるかと思うが、定番の料理がいくつかある。
まず、新年のラッキーフードとして欠かせないのが、魚料理だ。「魚」は中国語で「ユィ(YU)」といい、“余り”を意味する「余(YU)」と同じ発音で、また、「年年有余(毎年ゆとりのある生活を願う)」という言葉もあり、「魚」を食べることは縁起が良いとされている。ただ、切り身ではなく、一般には丸ごと一匹を食べるが、地域によっては魚の頭と尾を取って食べるところもある。
次におなじみの餃子。とくに中国の北方における春節の定番メニューだ。餃子の形が昔の貨幣・元宝(ユエンバオ)に似ていることから富をもたらす、縁起の良い食べ物とされている。
ちなみに、ここで言う餃子は「水餃(水餃子)」のことだ。地域によって大晦日に食べるところもあれば、元日に食べるところもある。
そのほか、お餅や長寿麺も春節には欠かせないメニューだ。お餅は中国語で「年糕(ニィエンガオ)」と言い、“年々高くなる(年年高昇)”という意味の「年高(ニィエンガオ)」と同じ音になる。
そのため、「身分や収入が年々上がりますように」、「物事が順調にいき、より良い年になりますように」といった願いが込められている。「長寿麺」はその文字通り、長寿の願いが込められた食べ物で、カットしないで長いまま盛り付ける。
このほかにもまだまだ春節に食べる「縁起を担いだ」料理がある。また、地方の習慣によってそれぞれ特色があるのも日本と同じだ。機会があればぜひ春節を現地で過ごし、お正月料理を楽しみたい。(提供/フライメディア)
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日本僑報社
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