2023年1月26日、韓国・アジア経済などによると、韓国では4日に公開された井上雄彦原作・脚本・監督によるアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が大ヒットを記録している。その人気は映画館だけにとどまらず、ポップアップストアにも大行列ができているという。

ソウル市内に26日、同映画のポップアップストアがオープンした。同ストアは来月7日までで、スラムダンクのフィギュアからサウンドトラックCD、ユニホームなどさまざまな商品が販売されている。

会場前には25日午後からグッズを求めて多くの人が行列をつくり、26日午前0時の時点で300人を超えた。オープン前には、氷点下10度の寒波に雪がちらつく中でも約1000人が集まったという。

予想を超える人数が集まったことを受け、スラムダンク側は急きょ先着286人に番号札を配布する措置をとったという。

韓国の映画進行委員会によると、同映画は旧正月の連休期間（21～24日）に43万6891人の観客を動員。累積観客動員数は159万4213人を突破した。

流通業界関係者は「スラムダンク人気の効果でバスケットボール用品と関連グッズの売り上げが増加している」とし、「野外スポーツを楽しめるくらいの気候になれば、需要がさらに本格化すると期待している」と話したという。

この記事を見た韓国ネットユーザーからは「ノージャパン（日本製品不買運動）は完全に終了したってことでいいよね？」「わずか2年前に『買いません、行きません』と宣言したのに」「ユニクロの前でノージャパンを叫んでいた人たちが、スラムダンクには熱狂するのか」「30～40代はグッズを買いあさり、10～20代は日本旅行でお金を使っている」と複雑な声が上がっている。

その他「久しぶりに感動した映画だった」「スラムダンクは名作だから仕方ない」「うらやましい。僕も行きたい（泣）」「本当に全員がスラムダンクファンなのか？転売目的では？」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）