対馬の仏像訴訟、韓国の寺「控訴理由は解消」「仏像返して」=韓国ネット「盗んできたのも歴史」

Record Korea    2023年1月26日(木) 17時0分

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25日、韓国・アジア経済によると、韓国の窃盗団が日本から盗んだ仏像の所有権を争う訴訟で、2審の判決を前に韓国の浮石寺側が「1審の判決通り仏像を返還してほしい」と裁判所に改めて要請した。資料写真。

2023年1月25日、韓国・アジア経済によると、韓国の窃盗団が日本から盗んだ仏像の所有権を争う訴訟で、2審の判決を前に韓国の浮石寺(忠清南道瑞山市)側が「1審の判決通り仏像を返還してほしい」と裁判所に改めて要請した。

浮石寺側は同日、報道発表資料で裁判所に向けて「検察の控訴を棄却し、1審と同じく仮執行命令を出してほしい」と訴えた。

所有権が争われている仏像は、韓国の窃盗団が12年10月に長崎県対馬市の観音寺から盗んだ「観世音菩薩坐像」。浮石寺は「日本の倭寇(わこう)に略奪されたもの」と主張し、元の所有者(浮石寺)に返還するよう求めている。

17年1月、1審は「倭寇が正常でない方法で仏像を持ち去った」と判断し、浮石寺側の主張を支持する判決を下したが、国を代理し訴訟を行う検察側が「仏像と血縁文(仏像の発源目的を記して仏像の中に保管する文書)の真偽を明らかにしなければならない」として控訴し、2審の審理が7年続いてきた。

浮石寺側は「21年9月に文化財庁の鑑定を受け、控訴理由は解消された」とし、「検察は今回の事件が韓国政府の国外文化財回収活動に外交的影響を及ぼすと懸念しているが、日本からの文化財回収は問題なく続いている」と強調した。

2審の判決は2月1日に言い渡される予定だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「所有者に黙って盗んだ行為を認めてはならない。それが日本人の仕業ならなおさら」「日本の検察なの?略奪されたものをなぜ必死に返そうとするのか」「検察はもう諦めて、真の持ち主に返してあげて」「われわれの先祖がつくった大事な仏像はわれわれが守っていくべきだ」「韓国内に持ち込んだ窃盗団は義人!」「盗まれたのも歴史、盗んできたのも歴史」など、浮石寺に仏像を返すべきだとの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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