失踪106日の男子生徒が遺体で発見、失踪87日の女子高生の父「娘もこうなるのではと心配」―中国

Record China    2023年1月31日(火) 15時0分

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30日、江西省で失踪106日の男子高校生が遺体で見つかった件について、失踪から80日以上経っても見つかっていない吉林省の女子高生の父親が不安を吐露したと報じた。

2023年1月30日、中国江西省で失踪106日の男子高校生が遺体で見つかった件について、失踪から80日以上経っても見つかっていない吉林省の女子高生の父親が不安を吐露した。

現地メディアによれば、吉林省吉林市の高校3年生、鄭春梅(ジョン・チュンメイ)さんは失踪前日の2022年11月3日夜、自習を終えて学校を出ると学校から歩いて5分ほどの場所にある住処の団地には戻らず、日付が変わった4日午前0時2分ごろ戻ってきた。監視カメラには、その際1人の男性が後をついてきており、同6分に鄭さんが住処に入ると、男性は引き返す様子が映っていた。

鄭さんは4日、学校に登校しなかった。両親が住処を訪れて話をしたが、鄭さんは理由を語らず「おじいちゃん、おばあちゃんの具合が悪いんだから、早く家に帰ってあげて」と言うばかりだったという。両親は同午後6時31分に鄭さんの住処を後にした。父親の携帯電話のチャット記録には、その後鄭さんが父親に対し「私が間違っていた」「わがまますぎた」と学校に行かなかったことを謝罪し、父親は「間違っていたと分かればそれでいい」と返信するやり取りが残っていた。父親は学校に行かない娘に怒りを覚える一方で、誰かにいじめられて登校できないのではないかと案じていたという。

そして、同日午後9時前、父親は娘の住処の大家から「午後8時ごろに学校に戸籍簿を行くと言って出ていったきり、戻ってこない」と連絡を受け、直ちに警察に通報した。警察が捜索を行った結果、住処から4キロ離れた吉林大橋で鄭さんの携帯電話が見つかった。父親は鄭さんが失踪した後、何度も携帯電話に発信したが「電源が切られていた。その後繋がったが、電話に出たのは知らない男だった」と語っている。警察によれば、鄭さんの携帯電話には情報が残っておらず、その後の行動を探る手がかりはつかめないとのことだ。

鄭さんが失踪してから1月30日現在ですでに87日が経過したが、捜索に進展はないようだ。30日には江西省で昨年10月から学校の敷地内で行方不明になっていた男子高校生が106日後に遺体で見つかったと報じられたばかり。鄭さんの父親は「江西省の事件を見て非常に焦りを覚えた。私の娘もそうならないかと心配だ。警察には希望を抱かず心の準備をしておくようにと言われた。もちろん生きて会いたいが、死んでいたとしても見つけ出したい。絶対にうやむやに終わらせたくない」と語っている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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