Record China 2023年2月1日(水) 17時0分
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中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作「満江紅」大ヒットの余波で、中国各地にある姦臣(かんしん)・秦檜の像への攻撃が激しさを増しているという。
中国映画界の巨匠チャン・イーモウ(張芸謀)監督の最新作「満江紅」大ヒットの余波で、中国各地にある姦臣(かんしん)・秦檜の像への攻撃が激しさを増しているという。
「満江紅」とは宋の時代の詩「宋詩」の詞牌の一つで、有名なのが南宋時代の愛国武将・岳飛が書き下ろした「満江紅・怒髮衝冠」。
本作は、岳飛の死から4年後、レイ・ジャーイン(雷佳音)演じる宰相の秦檜が兵を率いて金国と会談する前夜に金の使者が殺害されて密書が消え、秦檜から下手人探しを命じられたシェン・トン(沈騰)演じる兵の張大とイー・ヤンチェンシー(易烊千璽)演じる親兵営副統領の孫均が巨大な陰謀に巻き込まれるというサスペンス物語だ。
映画興行データ分析アプリ「灯塔専業版」によると、今年の春節(旧正月)に合わせて封切られた6作品の中で、「満江紅」の春節期間(21~27日)の興行収入は26億600万元(約502億円)でトップだった。
中国メディアによると、「満江紅」公開後、浙江省杭州市にある岳飛を祭る廟では、岳飛の墓に向かってひざまずく秦檜像を殴打する客が増えている。
河南省周口市でも秦檜像を靴底で殴打する女性や鉄板で殴打する男性が目撃されたという。(翻訳・編集/柳川)
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