2023年1月31日、韓国・毎日新聞は「韓国の国家清廉度が昨年は世界31位と評価され、過去最高を記録した」と伝えた。

腐敗や汚職の防止に取り組む国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」が31日に発表した22年「腐敗認識指数」によると、韓国は評価対象180カ国・地域のうち31位と評価された。前年の32位より1ランク上昇した。また、16年から6年連続で順位を上げている。

「腐敗認識指数」は公的機関などの腐敗に対する専門家や経営者の認識を100点満点で数値化したもの。点数が低いほど汚職・腐敗度が高いことを表す。韓国は63点だった。

1位はデンマーク、2位はフィンランドとニュージーランド、4位はノルウェー、5位はシンガポールとスウェーデンだった。日本は18位、その他アジアではシンガポール（5位）、香港（12位）、台湾・ブータン（共に25位）、アラブ首長国連邦（27位）が韓国より上位だった。北朝鮮は171位、最下位はソマリアとなっている。

韓国の「腐敗認識指数」は李明博（イ・ミョンバク）、朴槿恵（パク・クネ）政権時代に順位を大きく下げたが、文在寅（ムン・ジェイン）政権（17～22年）では上昇を続けた。17年は51位だったが、21年には32位にまで浮上した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「文在寅政権の清廉度は過去最高？きっと次の統計では北朝鮮と並んで最下位圏にいるだろう」「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領のせいでまた順位は下がるだろうね」「株価操作犯・金建希（キム・ゴンヒ、尹錫悦大統領夫人。株価操作事件への関与が疑われている）のせいで清廉度は墜落する」「今年は60位くらい、来年には100位くらいになってるんじゃない？」「大統領夫妻の清廉度ランキングならきっと最下位だな」「検事の清廉度調査もするといい。下から何番目にランキングされるかな」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/麻江）