Record Korea 2023年2月4日(土) 12時0分
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1日、韓国・江原日報は、韓国で深刻化する「市内バスの乱暴運転」の原因を分析した。
2023年2月1日、韓国・江原日報は、韓国で深刻化する「市内バスの乱暴運転」の原因を分析した。
記事によると、江原(カンウォン)地域では市内バスの運転手の数が急激に減り、人手不足が深刻化している。19年には959人に達していたが、20年は841人、21年は775人に減少した。しかし、コロナ禍で経営が悪化したバス会社は人員の拡充に消極的だという。記事は「運転手が休憩を満足に取れず時間に追われた状態でバスを運行し、市民らの安全を後回しにしている可能性が高い」と指摘している。
ある50代の運転手は「乗客の多い路線のバスを運転する時は食事はおろかトイレにも行かれず次の運行に乗務することも多い」と話したという。
こうした状況の中で、市内バスの乱暴運転問題は深刻化しているという。記者が先月30日午前に乗車した春川(チュンチョン)のある市内循環バスは、乗客が着席する前に出発した。乗客の有無に関係なくバス停をスルーし、規定速度を守らず前方の車にクラクションを鳴らすこともあった。バスに乗っていた70代の女性は「着席前にバスが出発し、椅子に膝をぶつけてけがしたことがある」「猛スピードで走るバスはいつ横転してもおかしくないので不安だ」と話したという。
乱暴な運転による被害も続出している。昨年11月には、春川の市内バスに乗っていた80代女性が急停車の際に転倒し、脊椎をけがする事故が起きた。江陵(カンヌン)でも昨年7月、乗用車と市内バスが交通事故を起こし、中学生4人がひざや脊椎にけがを負った。
江原地域では市内バス関連の交通事故が19年からの3年で276件発生し、2人が死亡、393人がけがを負ったという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国で交通秩序を守るバスは見たことがない」「乗ったと同時にバスが動き出し、慌てるお年寄りの姿をよく見る」「10年前も15年前もバスの運転は地域に関係なく荒かった。会社のシステムがひどいから人手が集まらない」「悪いのは運転手ではなく会社。遅く戻ればペナルティがあるし、乗用車との事故で100%相手が悪くてもペナルティがある」「バスの料金は上がっても乱暴運転は改善しない。料金を上げたなら乗客の安全にもう少し配慮してほしい」「本当に改善が急がれる問題。最近の話ではなく、昔からずっと問題になってきた」などの声が上がっている。
その他「人手不足との理由で運転手の運転の荒さを正当化してはならない」「運転手らは運転の仕方を日本から学ぶべきだ」などと主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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