フライメディア 2023年2月6日(月) 11時30分
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「海鮮よりお粥が最高に美味しい」というキャッチフレーズもある「蒸汽(スチーム)海鮮鍋」が冬の上海でトレンドになっている。人気の蒸汽海鮮鍋の予算は一人6000円〜(上海)。
「海鮮よりお粥が最高に美味しい」というキャッチフレーズもある「蒸汽(スチーム)海鮮鍋」が冬の上海でトレンドになっている。
「蒸汽鍋」とは、高圧蒸気で食材(主に海鮮)を蒸し上げるシンプルな料理。上海市内でも多くの「蒸汽海鮮鍋」の店舗はあるが、その中でも中国最大級の口コミサイト「大衆点評」での「蒸海鮮(海鮮蒸し料理)」・上海ランキングで1位に輝くのが「尚蒸燚蒸汽海鮮(上海総店)」。この「尚蒸燚蒸汽海鮮」はチェーン店でどのお店も人気が高い。新鮮な海鮮しか使わないので、仕入れによりその日の食材(海鮮)が違うのだと、蒸す食材にはこだわりをもつ。
「蒸汽海鮮鍋」の注文の仕方は基本的にどのお店でも同じ。最初に店内の生簀から海鮮を選ぶ。生簀には、さまざまな魚介類がそろうが、ロブスター、海老、ホタテ、アワビやカニなどは日本人客がよく注文する食材とのこと。
その他、前菜、炒め料理などはテーブルにあるQRコードからのモバイル注文になる。海鮮を選んだ後、「蒸汽鍋」がすでに設置してあるテーブルに着く。
まずは、「蒸汽鍋」に生米を投入!この生米が「鍋のシメ」のお粥(雑炊)に変わるわけだが、海鮮や野菜を蒸した汁が下におちて、味や香りが米に染み込むしくみになっている。
あとは選んだ海鮮を店員がテーブルまで運んできて、目の前で「蒸汽鍋」にセットしてくれる。蒸し上がるのを待っている間に、「タレ」を用意。中国醤油やラー油のほか、ネギ、パクチー、ニンニク、生姜などの薬味もあるので、好みで自分の「タレ」をつくる。ポン酢など自分の好きな調味料を持参していくのも味に変化が出ておすすめだ。こうして持ち込みができるところも現地ならではの楽しみ方だ。
ちなみに蒸し時間は、店員がテーブルに設置されているタイマーで設定してくれる。音で知らせてもくれるが、食べ頃になると、店員が来て蓋を開けてくれる。
白い蒸気の中から赤く色づいたエビやカニが見えてくると、食欲はさらにそそられる。
海鮮や野菜を一通り食べ終わると、「シメのお粥」の出番だ。海鮮や野菜の出汁をたっぷり吸っていて⁉︎、なんとも言えない美味しさ。体の芯まで温まるお粥で満足感も高い。
海鮮や野菜など素材そのものの味を楽しめる「蒸汽鍋」は、老若男女に大人気。冬の寒さを和らげる鍋料理はこれからシーズン本番を迎える。(提供/フライメディア)
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