Record China 2023年2月9日(木) 9時0分
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8日、環球網は、日本の卓球界についてTリーグやパリ五輪代表選考レースの状況を紹介する記事を掲載した。
2023年2月8日、中国メディア・環球網は、日本の卓球界についてTリーグやパリ五輪代表選考レースの状況を紹介する記事を掲載した。
記事は、シーズンが大詰めを迎えようとしているTリーグ男子の木下マイスター東京に1日、現在世界ランキング8位の台湾選手・林昀儒(リン・ユンルー)が加入し、岡山リベッツには元中国代表で世界ランキング最高位7位の閻安(イエン・アン)が加入したと紹介。これで岡山には昨年加入した郝帥(ハオ・シュアイ)、李芸傑(リー・イージエ)と合わせて3人の中国選手が在籍することになったと伝えた。
その上で、世界一の卓球リーグ実現を目指し18年に創設されたTリーグは中国のスーパーリーグを参考とした試合システムを採用する一方で、選手の呼び込みや商業化では独自の取り組みを進めていると紹介。その例として、発足時に各チームに世界ランクトップ10の選手を少なくとも1人在籍させる目標を掲げていることを挙げたほか、各チームが新シーズンに2億円規模の予算を組んで、国内外の主力選手を続々と呼び込んでいること、大会関連グッズの販売やネット観戦といった取り組みを積極的に進めてファンを拡大し、昨シーズンには8700万円の黒字を実現したこと、収益増加が選手の報酬にも還元され、今シーズンの優勝チームには1000万円、男女のMVPにそれぞれ100万円を授与することなどを紹介している。
さらに、「日本人選手にとっては今季のTリーグ個人戦の成績が特別な意味を持っており、24年のパリ五輪代表選考ランキングに加味される非常に大事な大会である」とした。
記事はまた、先月終了した全日本卓球選手権でパリ五輪選考ランキングに大きな変動があったことも紹介。女子シングルスでは同大会で優勝した早田ひながランキング1位を独走、準優勝の木原美悠が4位から2位にジャンプアップ、ベスト4入りした平野美宇もベスト16で敗退の伊藤美誠を抜いて3位に上昇する一方、伊藤は2位から4位に後退したと伝え、2位までにパリ五輪出場権が与えられるという条件の中で現状4位の伊藤は代表選出漏れの可能性が出てきたとしている。
一方、男子シングルスでは全日本選手権で優勝を逃したものの張本智和がなおも大差でランキング1位をキープ、同大会ベスト4の篠塚大登が2位、張本を破って全日本選手権を制覇した戸上隼輔がジャンプアップして3位につけており、残る1枠をめぐる争いが激しさを増していると伝えた。(編集担当:今関忠馬)
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