日本にある中国物産店、日本人も好きになった―華字メディア

Record China    2023年2月12日(日) 7時0分

拡大

華字メディアの日本華僑報網は9日、「日本人も中国物産店が好きになった」との記事を掲載した。写真は東京・池袋の中国物産店。

華字メディアの日本華僑報網は9日、「日本人も中国物産店が好きになった」との記事を掲載した。

記事は、ジャーナリストの姫田小夏氏が発表した文章と、この文章に寄せられた日本のネットユーザーの反応を紹介するもので、記事の筆者は紹介に先立ち「自分が住んでいる場所は中国人がそれほど多くなく、中国物産店は1店舗しかなかったが、わりと不便な場所にあるにもかかわらず商売はなかなかのもの。さらにこの3年間で少なくとも2店舗増えた」と説明した。

また、「輸入菓子や調味料が中心だった以前と違って今では肉や野菜、果物など生鮮食品も売られるようになり、しかもスーパーマーケットや日本人が経営する個人商店よりかなり安い」と述べ、自身が中国物産店で買い物をする時によく、「野菜や果物がなぜこれほど安いのか」「日本人も買うのか、日本人はどう思っているのか」と考えると記している。

記事の中で姫田氏の文章のタイトルに具体的に触れられてはいないが、内容から「中国系『激安八百屋』が日本で攻勢中、“ゴミ野菜疑惑”の真相は?」を取り上げたもようだ。

記事は、姫田氏の文章は前述のような疑問に一部答えていて、文章に寄せられたコメントから日本人の中国物産店への見方をのぞき込めるかもしれないと言及。文章には、横浜の中華街に近い、生鮮品を扱う店が多い歴史ある商店街で中国語で書かれた看板の新興店に姫田氏の注意が向かったことが記され、「安さで攻めてくる中国系の店舗の勢いを目の当たりにした」との一文もある。

姫田氏の文章は、東京や大阪の中国系、アジア系の物産店などでも激安野菜が売られていること、よく見ると商品はみずみずしさに欠け、「青果市場のごみ置き場から拾ってきた物を売っているのではないか」と懸念の声が聞かれたことを紹介した上で、激安野菜の出所を追う内容だ。

記事は、「姫田氏の文章は日本の多くのネットユーザーのコメントを呼び、そのうちの少なくない人が次々出現する外国の物産店への歓迎を示した」と紹介。具体的には、「私も買いに行ったことがあります。きのこが1パック38円で、その日の夜に炒めて何の問題もありませんでした。こういう安い店が増えれば競争が激しくなり、質が悪いのに値段の高い店は減るでしょう」「私も行きました。野菜は普通だったけど、肉と魚はなかなか良かった。消費者の選択肢が増えるのは良いことです。外国の物産店と地元の店が共存できれば」といった声が上がったという。

これを受け、記事は「日本のネット上では対中デカップリング(分離)や日本企業の中国撤退を激しく主張する声が多く聞かれるが、身近な物に関してやはり人々は理性的だ」とも伝えている。(翻訳・編集/野谷



※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携