Record China 2023年2月11日(土) 10時0分
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9日、日本華僑報網は、新型コロナの感染が落ち着くとともに訪日観光客が回復傾向にある中、日本の空港では深刻な人手不足に直面していると報じた。
2023年2月9日、華字メディア・日本華僑報網は、新型コロナの感染状況が落ち着くとともに訪日観光客が回復傾向にある中、日本の空港では深刻な人手不足に直面していると報じた。
記事は、新型コロナに伴う旅客数の激減で離職した航空業界スタッフが完全に復職しない状況の中、日本を訪れる外国人観光客が急速に増えており、日本の空港では慢性的な人手不足が発生していると紹介。航空会社も知恵を絞って地上スタッフの確保に努めているものの、多くの職場では資格や経験が必要とされるために、原状に戻るには時間がかかるとした。
その上で、特に福岡空港では新型コロナにより保安検査員が約4割退職してしまったため、従来6つあった国際線の保安検査レーンが現在3〜4つしか開けられない状態であること、国内線も同様で検査待ちの行列が日常的に発生していること、保安検査には国家資格が必要であり採用してもすぐには第一線での業務に当たれないことを、同空港の保安検査業務を請け負っている警備会社の人事担当者の話として伝えた。
また、2020年4月時点で7400人いた日本国内の空港保安検査員が22年9月には約5600人まで減っており、国土交通省の航空局関係者が「現状は全国的な人手不足」と語ったことを紹介している。
記事は、福岡空港の旅客数が22年11月時点で新型コロナ前の約8割に当たる約178万人にまで回復する中、空港運営会社が今年1月下旬に全日空や日本航空などと合同で就職説明会を実施し約570人が参加したと紹介。特に利用客が多い羽田空港や成田空港でも航空会社がスタッフの増員を急いでおり、外部に出向させていた社員の約7割を元の職場に戻すとともに、他の空港から人員を調達するなどして対応していると伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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