Record Korea 2023年2月11日(土) 21時0分
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10日、韓国・エコノミストは「韓国人が韓国産ではなく日本車を選ぶ理由」と題する記事を掲載した。写真は韓国。
2023年2月10日、韓国・エコノミストは「韓国人が韓国産ではなく日本車を選ぶ理由」と題する記事を掲載した。
記事によると、韓国では19年7月からノージャパン(日本製品不買)運動が始まり、その影響で日本車の販売台数が激減した。日産・インフィニティは韓国市場からの撤退を発表。当時は「日本車に乗って出掛けるのが怖い」との声が出るほど対日認識が悪化していたという。
ただ、そうした中でも日本車を購入する消費者は少なからずいた。「これまで日本車にしか乗ったことがない」というソウル江南に住む会社員の50代男性は「政治的争点により反日感情もあったが、2回連続で日本車を買った」とし、「車を買ったら10年以上乗るが、故障が一度もなくとてもよかった」と話した。
事業家の40代男性は「現在レクサス ESに乗っている。以前は韓国メーカーの中型級以上のセダンに乗っていた」とし、「韓国車に乗っていたときよりサービスセンターを訪れる回数が減った」と話したという。
記事は「日本車購入者は共通して『耐久性』を挙げたが、実際のところ日本車は本当に耐久性に優れているのか」とし、国内外の自動車関連資料を分析している。
データ分析機関のビジュアルキャピタリスト(Visual Capitalist)は最近発表した報告書で、購入から廃車までに予想される自動車の寿命を走行距離に換算した。セダン・ハッチバック部門で最も寿命の長い車はトヨタ・アバロン(39万5432キロメートル)だった。後にはシボレー・インパラ(37万701キロメートル)、ホンダ・アコード(36万3982キロメートル)、トヨタ・カムリ(35万9284キロメートル)、レクサスGS 350(33万4412キロメートル)が続いた。
スポーツ用多目的車(SUV)部門でも1位、2位をトヨタ(1位セコイア、2位ランドクルーザー)が占めた。ピックアップトラック部門も日本車が上位を独占し、1位にトヨタ・タンドラ、2位にホンダ・リッジライン、3位にトヨタ・タコマ、4位に日産・タイタンが入ったという。
記事は「韓国で行われた昨年の輸入車初期品質・耐久品質調査でも、1位と2位にレクサスとトヨタが選ばれた」とし、「日本車が耐久性に優れているというのは事実だった」としている。
ある自動車業界関係者は「日本車が内燃機関車時代に世界市場で躍進できたのは、優れたハイブリッド技術もあるが、耐久性が非常に優秀だったため」とし、「韓国の企業が自動車産業初期に日本車をベンチマーキングしたのもそのためだ」と話したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「品質と価格のバランスを見て、よりお得な車を選ぶのは当然のこと。現代(ヒョンデ)自動車も悪い車ではないが、品質が価格に追いついていないから選ばないだけ」「確かに日本車は良い」「正直、耐久性で現代自動車は日本車に追いつけない」「長く使える製品を買うのが賢明な消費」「私も次は日本車を買おう」「日本車の耐久性は認めるが、デザインがいまいちになった」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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