2014年7月9日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は、朝鮮半島の有事の際に米韓連合司令官（在韓米軍司令官兼務）が設定する作戦区域内でも、韓国の要請がない限り、日本による集団的自衛権の行使を容認しないとの立場を決めた。中国新聞社が伝えた。

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有事に米陸軍大将である連合司令官が作戦統制権を行使する場合、米国が同盟国である日本の介入を認めるのではないかとする韓国国内の一部の懸念を考慮したものとみられる。

また、韓国政府消息筋によると、韓国政府は、たとえ公海上であっても、韓国の安保に影響を及ぼす朝鮮半島周辺での日本の集団的自衛権の独自行使も容認しない立場だという。

韓国では、日本が、朝鮮半島周辺の公海上で米軍を保護するという名目で、北朝鮮の弾道ミサイルに対し迎撃体制を取ったり、有事の際に韓国から避難する日本人を乗せた米輸送艦の防護などを目的に、集団的自衛権を行使する可能性が高いとみる向きもある。（翻訳・編集/NY）