Record China 2014年7月10日(木) 6時40分
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9日、環球時報は豪紙の報道を引用し、日豪の親密な関係について「日豪の団結は中国への恐怖から、両国は米国を巻き添えに」と題した記事を掲載した。資料写真。
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2014年7月9日、環球時報は豪紙の報道を引用し、日豪の親密な関係について「日豪の団結は中国への恐怖から、両国は米国を巻き添えに」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
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オーストラリアを訪問した安倍首相は8日、日本の首相として初めて首都キャンベラの連邦議会で演説を行った。両国は密接な関係をアピールしたが、これに関して豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、「安倍氏が演説で平和を強調したのは、ある国の脅威を感じているからだ。どの国なのかは明言していないが、両国が中国に対する苦慮を共有したことは間違いない。安倍氏の演説では、中国はまるで『ハリー・ポッター』のヴォルデモートのようで、『名前を言ってはいけない』存在となっていた」と指摘している。
さらに、英紙ガーディアンはオーストラリアの専門家の見解を引用し、「過去20年、米国は日豪などの盟友と関係を強化し、アジア回帰を提唱し続けていたが、行動には表れていない。今回、日豪は同盟関係強化で大きな一歩を踏み出したが、それは米国の提案によるものではなく、中国からの脅威が両国の団結を後押しした」と分析している。
このほか、「両国は関係を強化することで、米国に対し、強固な姿勢で中国に対応するよう圧力をかけている。仮に日中が衝突した場合、米国が参戦を拒否すれば、日豪2カ国の盟友を同時に失いかねない。日豪の関係強化は、米国をより難しい立場に追い込んだ」と語るオーストラリア専門家の意見も紹介している。(翻訳・編集/内山)
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