韓国自動車市場で影響力増す「中国産輸入車」、2022年は販売台数154%増―中国メディア

Record Korea    2023年2月13日(月) 13時0分

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中国ポータルサイトの網易に12日、「中国産」が韓国自動車市場で影響力を増しているとする記事が掲載された。写真はソウル市内。

中国ポータルサイトの網易に12日、「中国産」が韓国自動車市場で影響力を増しているとする記事が掲載された。

記事によると、韓国紙・毎日経済新聞(電子版)はこのほど、「韓国市場で中国産輸入車の比重がますます大きくなっている。特に昨年は販売台数が前年比154%増と恐ろしいまでの伸びを見せた」と報じている。

韓国自動車産業協会(KAMA)が9日発表した「2022年自動車新規登録現況分析」によると、22年の自動車新規登録台数は168万台と前年(173万台)比2.9%減少した。

ハイブリッド式電気自動車(HEV)やバッテリー式電気自動車(BEV)など電気自動車(EV)の販売台数は前年比28.7%増の44万8000台で市場シェアは26.7%。特にBEVの販売台数は63.7%増の16万4000台に上った。

輸入車の販売台数は31万1000台で市場シェアは18.5%。

輸入原産地別では、ドイツが前年比7.8%増、中国が同154.5%増、オーストリアが同20.3%増だった一方で、米国や日本など主要地域からの輸入は減少した。

ドイツブランド車両の販売増に伴い、ドイツからの輸入とドイツブランドの生産工場があるオーストリアからの輸入が増加したが、最も目立つのは中国産の輸入車で、商用EVや欧州ブランドのEVなどを中心に昨年の販売台数は前年比154.5%増の1万2727台と初めて1万台を突破した。

KAMAによると、中国産商用EVの発売は増加傾向にある。バスは21年の20種から22年は29種に、小型貨物車は21年の2種から22年は8種にそれぞれ増えた。

KAMAのカン・ナムフン会長は「商用EVで中国産の比重が急速に高まっており、国内産業基盤の萎縮が懸念される状況だ」とし、「EV生産施設への投資税額控除の拡大などEV投資の活性化と自動車産業の円滑な事業転換のための未来車特別法の制定が急務だ」と強調した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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