読売新聞が台湾人を含む外国人観光客の危険行為を指摘した記事が台湾でも報じられ、台湾のネットユーザーから「恥ずかしい」との声が上がっている。中央社やETtoday、中時新聞網など、台湾メディアがこぞって伝えた。

読売新聞は今月10日、「訪日客戻るものの、富士山バックに交差点でポーズ…富士吉田市長『困った』」との記事を掲載。山梨県富士吉田市の商店街の交差点で外国人観光客らが道路に出て写真撮影をしていることについて、地元の住民から警察に通報が寄せられるという。

同記事では、同市の富士山課の説明としてタイや台湾からの観光客が多いとし、「事故は起きていないが、子ども連れの観光客が道路に飛び出すなど、危険と感じる場面も多い」と指摘。県警は英語と中国語で「横断歩道で立ち止まらないで」と注意を呼び掛ける方針だという。

台湾メディアがこれを紹介すると、台湾のネットユーザーからは「この構図の写真、たくさんの人が撮影してるよね」「本当に恥ずかしい」「きれいな写真を撮りたいからってそこまで…」「中国人観光客を笑っていたが台湾人も実は大したことなかった」「（彼らは）台湾でも同じようなことをしているのだから、日本に行っても当然こういうことするだろうね」などの声が上がったという。

一方、中時新聞網の記事は日本在住の台湾人の話として、「いま河口湖を訪れているのは7割以上がタイ人観光客で、残りの1～2割が台湾、中国本土、（他の）東南アジアの観光客といった感じ。日本人の中にも道路に出て撮影する人はいる」とも伝えている。（翻訳・編集/北田）