Record China 2023年2月15日(水) 8時0分
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13日、財経網は、中国で生涯子どもを産まない女性の割合が2020年の段階で10%近くに達したことが調査によって明らかになったと報じ、微博のトレンドワードに挙がるなど注目を集めた。
2023年2月13日、中国メディアの財経網は、中国で生涯子どもを産まない女性の割合が2020年の段階で10%近くに達したことが調査によって明らかになったと報じ、微博のトレンドワードに挙がるなど注目を集めた。
記事は、北京で11日に開かれた第3回中国人口・発展フォーラムの中で紹介された調査結果で、女性の初婚年齢が1980年代の22歳から2020年には26.3歳にまで上昇し、第1子の出産平均年齢も27.2歳となったこと、21年の女性1人当たり平均出生予定数は1.64人で、17年の1.76人からさらに減り、特に子育ての主力にあたる1990年代生まれで1.54人、2000年代生まれで1.48人と低くなっていることが分かったと伝えた。
また、女性1人当たりの子どもの数が19年の1.63人から22年には1.19人と大きく減少するとともに、生涯子どもを持たない女性の割合は15年の6.1%から20年には「10%近く」にまで上昇していると紹介した。
この件について、中国のネットユーザーは「今は自分の老後のお金を用意するだけで精一杯。子どもを作って育てる余裕はない」「私も10%に貢献しているうちの一人だわ」「女性は結婚したくない、男性は嫁が見つからない」「子ども1人育てるコストが高すぎるのよ」「子どもをつくっても『35歳の壁』にぶち当たって失業してしまうかもしれない」「正直なところ、シングルライフが最高。ストレスは少ないし、毎日気ままに生きられる」「子どもを産むということが、自分のキャリアを捨てることとイコールになっている。それなら産まないほうがいい」といった感想を残している。
なお、経済協力開発機構(OECD)のデータによると、日本は1970年生まれの女性の子どもがいない人の割合が27%と先進国で最も高い。人口学では、女性が50歳時点で子どもがいない場合を「生涯無子(チャイルドレス)」とする。若い世代では生涯無子率がさらに高まるとみられている。(翻訳・編集/川尻)
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