中国の歌手で俳優のルハン（鹿晗）が16日にインスタグラムへ投稿した内容が、自身のファッションブランドの問題を指摘したインフルエンサーに対する反撃ではないかとみられている。

韓国の人気グループEXO出身のルハンは17年にファッションブランド「Un Garcon Charmant」を立ち上げ、21年に自身が手がけたブランドであることを公表している。このほど、ファッションデザイナー出身という女性インフルエンサーがSNS上のライブ配信で、1着1500元（約2万9000円）で購入したという同ブランドのアウターを公開。品質や縫製が悪く、縫い糸の処理もずさんであり、原価は60元（約1200円）くらいだと批判している。

ネット上で注目の話題となったこの配信内容だが、「Un Garcon Charmant」の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）公式アカウントでは16日、一貫して品質を重視していることや、購入後7日間は返品・交換を受け付けていること、何か問題があればまずブランド側へアクセスしてほしいことなどを記した文章を公開した。

同じく16日、ルハンがインスタグラムに「鍵盤侠はいいね」と短いメッセージを投稿。「鍵盤侠」とは実生活では控えめだが、ネット上だけで正義感を示して強気な発言をする人を指し、洋服を批判したインフルエンサーやそれを支持した人を暗に批判する投稿ではないかとみられている。

またネット上では、同じアウターを購入した複数の人が「品質に全く問題がなかった」と写真付きで投稿しており、話題を提供したインフルエンサーがだまされて偽物を購入したのではないかと指摘する声も多い。（Mathilda）