中国でも上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」の帰国が大きく報じられているが、一方で、中国への返還が発表された米国で飼育されているジャイアントパンダ「Ya Ya（中国名：丫丫）」への関心も高まっているようだ。

中国版ツイッターの微博（ウェイボー）では22日、「#丫丫#」「#ネットユーザーが米国にいるジャイアントパンダ丫丫の帰国前倒しを呼び掛ける#」とのハッシュタグがトレンド上位に浮上した。

報道によると、米南部テネシー州メンフィスの動物園は昨年12月、中国から20年間貸与されていたジャイアントパンダの「Le Le（楽楽）」とYa Yaの2頭を返還すると発表した。ロイター通信によると、動物愛護団体は2頭が同園で不適切な扱いを受けていると批判していた。Le Leは今月1日に亡くなったことが発表された。24歳だった。

ウェイボー上には痩せこけたYa Yaの写真や動画が多数投稿されており、中国のウェイボー利用者から「かわいそうで見ていられない」「中国の国宝、平和・友好の使者に対してこの扱いはひどい」「丫丫の一日も早い帰国を望む」「丫丫の帰国が前倒しされるようもっと声を上げよう」などのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/柳川）