韓国の出生率が過去最低を更新、OECD「不動の最下位」=韓国ネット「子どもを産む人は…」

Record Korea    2023年2月23日(木) 6時0分

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22日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、韓国の昨年の出生率が0.78を記録し、過去最低値を更新した。資料写真。

2023年2月22日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、韓国の昨年の出生率が0.78を記録し、過去最低値を更新した。

韓国統計庁の発表によると、昨年の出生数は24万9000人で前年比1万1500人(4.4%)減少した。出生率は0.78で前年(0.81)より0.03ポイント低下。これは経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均(1.59)の半分にも満たず、最低の数値で「不動の最下位」となっている。

一方、昨年の死亡数は37万2800人で前年比5万5100人(17.4%)増加。1970年以降で最も多かったという。

昨年の自然増加数(出生数と死亡数の差)はマイナス12万3800人で前年より6万6700人減少した。人口自然減少のペースは、20年はマイナス3万2600人、21年はマイナス5万7100人、22年はマイナス12万3800人と徐々に加速している。

統計庁は38年から人口が毎年20万人以上自然減少し、減少幅は45年に30万人台、50年に40万人台、55年に50万人台に拡大すると予想している。韓国の総人口は45年に4000万人台にまで減少するとみられている。婚姻件数が減り、婚姻を遅くする傾向も強まっている。昨年の婚姻件数は19万2000件で前年より1000件減り、統計が開始された1970年以降最も少なかったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「10年前からすでに、周囲で子どもを産む人は裕福な人か無謀な人かのどちらか。平凡な人が子どもを産み、育てる社会でなくなって久しい」「結婚して子どもを持つ平凡な暮らしが育児地獄と表現される韓国が本当に残念」「両親は遅くまで職場に、子どもたちは夜まで学校に監禁される社会で誰が子どもを産みたい?」「結婚しないのは住宅価格が高すぎるから」「住宅価格が高い、就職先がない、教育費が高い」「最近はみんな子どもを産まず、犬や猫を育てて幼稚園に通わせているよ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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