中国卓球のレジェンド・馬龍（マー・ロン）が圧巻のストレート勝ちで世界卓球選手権ダーバン大会への切符を手にした。中国メディアの中国青年網などが伝えた。

23日、今年5月に行われる世界選手権への出場権がかかった国内大会「直通ダーバン」の男子シングルス決勝が北京で行われ、馬が世界ランキング1位の樊振東（ファン・ジェンドン）を3-0（11-8/11-5/11-7）のストレートで下して優勝を果たした。

2006年以降、中国は世界選手権への出場権を“一発勝負”で決めており、優勝した馬は出場が確定したことになる。馬は「優勝できたのは自分でも意外だけど、とてもうれしい。自分もまだもう少し戦えるんだなと思った」と喜びを語った。

34歳の馬龍は今月6日に中国代表チーム入り、20周年を迎えた大ベテラン。五輪・世界選手権・ワールドカップの3大大会シングルスを2回ずつ優勝する「ダブルグランドスラム」を達成した、押しも押されもしないレジェンド選手だ。

なお、女子決勝では世界ランク1位の孫穎莎（スン・インシャー）が陳幸同（チェン・シントン）をストレートで下し、世界選手権への出場権を獲得した。（翻訳・編集/北田）