映画「THE FIRST SLAM DUNK」が日韓両国で大ヒットしているが、現実のバスケ界に及ぼす影響は全く異なっている。90年代初めの韓国がそうだったように、日本はバスケ漫画への関心がそのまま現実のバスケに向いている。スラムダンク実写版と言える渡邉雄太選手や八村塁選手の人気はかつてないほど高い。2人はスラムダンクの主人公のように日本の高校バスケを制覇して米国に渡り、NBA進出に成功した。
スラムダンクの背景は日本の高校バスケだ。主人公のチームは64チームが参加する地域予選をなんとか突破し、地域代表64チームが集まる全国大会に出場する。「THE FIRST SLAM DUNK」はこの全国大会の3回戦で当たった強豪校との試合が主な舞台だ。日本にはこのように数多くの高校バスケチームがある。韓国には、日本の地域予選参加チーム数の半分にも満たない30チームほどしかない。差があるのは国の代表チームだけではない。エリート選手ではなく大学やサークルチームの交流試合を開催しても、日本チームに申し訳なくなるほど実力に差がある。
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