2023年2月26日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では、人気若手俳優ワン・イーボー（王一博）のスーツ姿に対する清華大学の美術専門家の評価が注目を集めた。

中国中央テレビ（CCTV）映画チャンネルの番組「今日影評Mtalk」が26日、公式微博アカウント上で同日夜に放送する番組の一部内容を動画で紹介した。動画ではスパイ映画「無名」に主役として出演している香港出身のベテラン俳優トニー・レオン（梁朝偉）やワン・イーボーのスーツの着こなしについて清華大学美術学院の副教授が解説し、トニー・レオンのスーツ姿を「冷静沈着で、地下工作者という身分にマッチしている」と評したのに続き、ピークドラペル（剣衿とも呼ばれ、下襟の先端が剣先のように尖っている）で肩幅が広めのスーツを着たワン・イーボーについては、そのシャープな体型と相まって「まるで刀の刃のようなフォルムで、活発なヒーロー像を引き立てている」とした。

「無名」で披露されたスーツ姿のワン・イーボーに対する専門家の評価について、中国のネットユーザーは「いい作品は、衣装、メイク、道具全てが時代背景と人物のキャラクターにマッチするよう細かいところまで考えられている」「『無名』はいろいろな観点から考察する甲斐のある名作だ」「この作品が醸し出す高級感は、近年の映画ではまれだ」など、同作品自体の質の高さを評価するコメントを多く残している。

また、ワン・イーボーのファンからも「カッコいいし役にマッチしてる」「カッコよすぎる、助けてくれ」「ワン・イーボーのスーツのマッチ度は100点満点だ」などの絶賛コメントが寄せられた。（翻訳・編集/川尻）