米サリバン大統領補佐官「近いうちに米中首脳会談」の可能性示唆―仏メディア

Record China    2023年2月27日(月) 15時0分

拡大

26日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米国のジェイク・サリバン大統領補佐官が近いうちに米中首脳会談の実現する可能性を示唆したと報じた。

2023年2月26日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版サイトは、米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が近いうちに米中首脳会談の実現する可能性を示唆したと報じた。

記事は、サリバン補佐官が26日に米NBCの番組で放送されたインタビューの中で、現在具体的な計画はないとした上でバイデン米大統領と習近平(シー・ジンピン)国家主席が「遠くない将来」に対話を行うだろうとの予測を示したと伝えた。

また、中国の偵察気球問題で一層緊迫化している米中関係についてサリバン補佐官が、米国側としては意思疎通のルートを全て断ち切っておらず、中国政府高官との対話の機会を残していると述べたことを紹介した上で、ブリンケン国務長官が先日ドイツ・ミュンヘン中国外交トップの王毅(ワン・イー)共産党政治局員と会談したことを挙げた。

一方、米中両国は現時点で情勢安定のために必要な軍事交流を確保できていないとし、この件についてサリバン補佐官が「局面のエスカレートや想定外のアクシデントを避けるために両国間で軍事的な意思疎通のパイプが必要だと再三強調してきたが、残念ながら中国軍はオースティン国防長官との対話を拒絶した」と述べ、米国が中国の偵察気球を撃墜した4日に中国との国防相会談を提案したものの中国側が拒否した問題に触れたことを伝えている。

さらに、ロシアによるウクライナ侵攻から1年となった24日に中国政府が立場を示す声明を発表し、速やかな和議開始を呼びかけたことについてサリバン補佐官が「戦争勃発以降、習氏はゼレンスキー大統領との会談を行っていない一方で中ロ間では日常的に対話を行っている。そのような背景の元で出された声明だ」とコメントするとともに、中国に対してロシアへの殺傷性兵器の援助をやめるよう改めて呼び掛けたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携