羽生結弦さんの「GIFT」=世界中のファンはこの日、彼が捧げた「心」を受け取った―中国コラム

Record China    2023年2月28日(火) 21時0分

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羽生結弦さんのファンであるコラムニストが27日、アイスショー「GIFT」を受けてつづったコラムを、中国のポータルサイト・百度に掲載した。

フィギュアスケーターの羽生結弦さん(28)のファンであるコラムニストが27日、アイスショー「GIFT(ギフト)」を受けてつづったコラムを、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に掲載した。

羽生さんは26日、スケーターとして史上初の東京ドームでの単独公演“Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome”を開催。冒頭の「火の鳥」から、「バラード1番」、「序奏とロンド・カプリチオーソ」、「春よ、来い」、「SEIMEI」など全12曲を演じた。アイスショーは日本だけでなく、台湾、香港、韓国の映画館でライブビューイングが行われたほか、Disney+(ディズニープラス)やGLOBE CODINGといった動画プラットフォームで全世界に向けてライブ配信された。

コラムは「全世界の幾千万の心が、この日一斉に鼓動し、集まり、最高の夢が実現した」と表現。「『盛大』『完璧』『前代未聞』『衝撃』…メディアはさまざまな言葉でこのショーを報じるだろうが、私は『双方向』という言葉を当てたい。2022年のアイスショー『プロローグ』が終わらない夢であるとするなら、『GIFT』は羽生結弦とファン、そして世界との『双方向』のやり取りだと私は思うのである」とつづった。

そして、「彼が『火の鳥』になることは誰もが思い描いただろう。度重なるけがや挫折を経験しながらも、そのたびに火をまとってよみがえる。『不死鳥』はもはや、羽生結弦のスケート史における注釈語にすらなっている」とした上で、「この日、実際に火の鳥が東京ドームに舞い降りた。このオープニングからのビッグサプライズは『熱気』という言葉ではまとめきれない感動があった」とたたえた。

また、映画「千と千尋の神隠し」の「あの夏へ」などについて「複数の次元をまたぐコラボレーションを実現させた」としたほか、昨年の北京五輪ショートプログラム(SP)で悔しさが残った「序奏とロンド・カプリチオーソ」に、「こだわり」と「誇り」と「勇気」と「執念」を持って再チャレンジしたと説明。「結果は見ての通り、完璧! 1年前にすべての人の心にできたあの穴は、このようにして埋められたのである」と述べた。

コラムは「フィギュアスケートの1回の公演という基準だけで見れば、これはすでに歴史を超越した想像を絶する作品だ。しかし、それ以上に重要なのは、このアイスショーで提示された勇気、力、温かさ、幸福などが人々の記憶の中にとどまり、一生寄り添ってくれるということだ」「これまであまり口にすることのなかった孤独、闇、心について、この日彼の口から聞きながら、ファンたちは過去に抱いていた印象が裏付けられた思いだろう。そして、自分の孤独と弱さを受け入れることが、どれほど強いことなのかを、ますます深く意識したことだろう」とした。

そして、「この日、彼は心をさらけ出し、無数の幸せを受け取った。この日、世界中のファンは彼が捧げた心を受け取った」とし、羽生さんがショーの最後に「スケート好きでよかった」と語ったことに触れ、「ファンたちからは、そんな羽生結弦を好きでいられて幸せだとの声が上がっているのである」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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