Record China 2023年3月4日(土) 18時0分
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日本在住の中国人旅行ブロガー「林萍在日本」さんが日本の東北地方でのスキーを中国のネットユーザーに向けてPRした。
昨年、スノーボードにハマったという「林萍」さんは2月28日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「日本の東北にスキーをしに行こう、きっと幸せになれますよ」と題し、東京から東北地方のスキー場への旅行手引き(中国語で「攻略」)を公開した。「林萍」さんは東京から新幹線で青森県まで北上。そこから南下しながら八甲田国際スキー場(青森)、森吉山阿仁スキー場(秋田)、たざわ湖スキー場(秋田)、夏油高原スキー場(岩手)の4カ所を訪れたといい、「日本のスキー場はとても環境が良く、交通の便も良い」と評している。
まず交通について、「自分で(レンタカーなどで)運転してスキー場に行くのも良いですが、雪道のため危険。新幹線とバスを乗り継いでいくのがおすすめです」とアドバイス。JR東日本が外国人向けに販売している東北新幹線が5日間乗り放題でたった2万円とお得な東北地方周遊パスを紹介し、「東北でスキーを楽しむには必携のパスです」とした。また、その他の交通機関の運賃はかかるが、ホテルやスキー場の送迎バスを組み合わせることで費用が抑えられるほか、スキー場は比較的駅から離れているものの乗り継ぎなどはそれほど複雑ではなくアクセスの利便性は高いと解説した。
次に荷物について、「スキー場には用具のレンタルがありますが、慣れた人であれば(中国から)自分専用の用具を持って日本に来ることでしょう。ですが、スキー用具を持って公共交通機関を利用するのは大変です」とし、「もし身軽に行きたいのなら、現地に行く2日前に用具をホテルやスキー場に送れるサービスがあります。おすすめはクロネコヤマト。空港、ホテル、スキー場は基本的にどこでも荷物を送ったり受け取ったりでき、送料も100人民元(約1900円)程度です」と説明した。
そして、今回めぐった4カ所について詳しく解説した。まず八甲田国際スキー場について「雪で真っ白になった杉の木、樹氷が見どころで、スキーがうまくなくてもケーブルカーで約10分で山頂まで行くことができ、そこに広がる奇観は一見に値します」「スキー上級者も一生に一度は訪れるべきで、滑りながら眺望を楽しむことができて気分爽快。晴れの日が少ないので、もし晴れたら日程を変更してでも訪れた方が良いです。スキーの後は酸ケ湯温泉でリラックスするのも忘れずに」とした。また、時間があれば、青森駅近くの青森魚菜センターで「のっけ丼」を食べたり、駅の近くのA-Factory、青森県立美術館、三内丸山遺跡を訪れたりするのもおすすめと紹介した。
次に森吉山阿仁スキー場。「林萍」さんは「もし東京から直接行く場合は、角館駅から秋田内陸線で阿仁合駅までいけば、そこからスキー場周辺まで1人1100円で行けるタクシーのサービス(要予約)があり非常に経済的です」とアドバイス。「豊かな雪質と粉雪で有名なスキー場で、蔵王、八甲田山と並び『日本三大樹氷』に数えられます」と解説した。また、「スキーを習いたい人はここがおすすめ。スキーやスノーボードを教えてくれる教室があり、コーチのレベルが高く、環境も良く、人も少なくて、ハイレベルな用具を借りることもできます」としたほか、運が良ければ看板犬の秋田犬「北斗くん」と触れ合うこともできると紹介した。
続いてたざわ湖スキー場。「日本で最も深い湖である田沢湖は秋田県屈指の観光名所。たざわ湖スキー場は難易度の異なる13のコースがあるほか、田沢湖が眺められる絶好の場所に位置しています」とし、「ファミリーで一緒に滑ることができる緩やかなコースや上級者向けのコースが3つあるほか、モーグル競技で使用されるコースまであります。初級者から上級者まで、自分に適したコースを選択できます」と紹介した。また、周囲には観光スポットも多いため、スキーを終えたらすぐに離れずタクシーやバスでめぐってみるのもおすすめだとした。
そして、夏油高原スキー場。「林萍」さんは「夏油はアイヌ語の『グット・オ』(崖のあるところ)から来ていると言われており、ここは東北でも比較的大型のスキー場です」と紹介。周辺のホテルや飲食店、温泉などの施設も整っているため非常に快適に過ごせるとした。また、雪に困ることがない場所で天気も雪が降ったかと思えばしばらくして晴れるなど、異なる景色の中で思い切りスキーを楽しむことができるのが良い点だとした。さらに、「アクセスも比較的便利で、新幹線の北上駅から無料のシャトルバスがあります。スキー場内には『兎森の湯』があり、スキー後に体をすぐに温められるほか、全域でWi-Fiが完備されていることおすすめポイントです」と紹介した。
「林萍」さんは、「東北にはこのほかにも有名な蔵王や安比高原スキー場など、たくさんのスキー場があります。雪質も世界有数で、交通の便も良く、おいしい食べ物や温泉もあり、多くの人が訪れます。自分に合ったスキー場がきっと見つかると思いますので、ぜひ日本の東北に来て粉雪がもたらしてくれる楽しみを体感しましょう!」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)
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