中国江蘇省南京市の男性が「通販サイトで日本ブランドのトイレを買ったはずなのに、付いていたのは中国ブランドの機能だった」という偽物トラブルに見舞われたことを、地元テレビ局の番組「零距離」がこのほど報じた。

被害に遭った男性は通販サイトのある店が販売していた「音声でふたを操作できるTOTOのトイレ」を気に入り、2480元（約4万9000円）で購入。説明書やリモコンにも「TOTO」のマークはあるが、届いた商品の不具合や設置業者の作業の粗さに「偽物なのではないか」と心がざわついた。

そこで説明書を入念に確認したところ、ふたの音声操作に関する内容は見つからず、トイレが反応する「小愛」という言葉が男性をさらに驚かせた。「小愛」は、中国の家電メーカーであるシャオミ（小米）の製品に指示を出す時に使われる言葉なのだという。

男性はその後、TOTO側に写真を送って確認したところ、「当社が生産した製品ではない」との回答を得た。販売した店側は「返品、返金に応じるが、返品で発生する送料は男性の負担になる」との立場を示したという。（翻訳・編集/野谷）

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— 中国動画 (@RC00547555) March 3, 2023