自社の製品を食べた後に死亡した女性を侮辱するような広告、食品会社が謝罪―中国

Record China    2023年3月8日(水) 7時0分

拡大

5日、中国メディアの観察者網によると、中国のインスタント火鍋食品会社の製品を食べた後に死亡した女性を侮辱するような広告がEC店舗上に掲載されたとして、同社が謝罪した。

2023年3月5日、中国メディアの観察者網によると、中国のインスタント火鍋食品会社の製品を食べた後に死亡した女性を侮辱するような広告がEC店舗上に掲載されたとして、同社が謝罪した。

記事によると、ある女性が5カ月前にインスタント火鍋食品4個を購入し、そのうち3個を娘と母親と一緒に3人で食べたところ女性が嘔吐(おうと)、発熱、下痢などの症状を訴えて病院に搬送され、その後死亡した。司法解剖で火鍋食品を食べたことによる中毒死の可能性が「否定できない」との結果が出て、女性の夫は会社側に約176万元(約3500万円)の損害賠償を求めた。

そして、今月2日になって同社の公式EC店舗上に「176万元の金持ちになれる商品」というコピーが入った宣伝画像が掲載された。同じページには女性の死亡に関連する報道の画像も一緒にアップされていたことから、たちまちネット上で物議を醸した。

同社は4日に公式微博アカウントを通じて声明を発表、「176万元広告」は直営店の運営スタッフによる「衝動的な憂さ晴らし」によるものだとして謝罪するとともに、当事者をすでに解雇したことを明らかにした。

また、女性が死亡した問題については「問題発生後に専門チームを立ち上げて製品の品質検査を実施している。第三者機関による検査も行われているが、現時点で当局から品質問題の指摘は受けていない」と説明し、引き続き関係当局による調査に協力する姿勢を示した。

記事によると、会社の所在地を管轄する重慶市の市場監督管理機関の関係者は3日午後、「176万元広告」の問題性を認識し、すでに調査に乗り出したことを明らかにした。(翻訳・編集/川尻


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携