スパイ映画「無名」でスーツを着こなし、清華大学の美術専門家からも評価された俳優のワン・イーボー（王一博）だが、新ドラマでは一転、民国時代の庶民を演じることがネットへの投稿写真で明らかになり、話題になっている。

新たな作品は1月中旬ごろにクランクインした人気女優リー・チン（李沁）と共演するスパイ系ロマンスドラマ「光明之路」。ワン・イーボーが演じるのは、会計専門学校を卒業した後、中央銀行に就職した底辺の職員・魏若来で、リー・チンは富豪令嬢の身分で活動する地下党員の沈近。沈近との出会いをきっかけに、徐々にその魅力と理念に引かれ、革命への参加を決意する物語となっている。

ネットに投稿され、話題になった現場写真は、みすぼらしい衣装をまとって元気なく歩く魏若来の後ろを、全身白で統一した華やかコーデで近寄る沈近が写っているというもの。

従来のドラマや映画では貴公子のようなキャラクターばかりを演じただけあって、新作での“破天荒”ビジュアルが明かされるとファンの間では動揺が広がる一方で「美男美女の共演に期待」「リー・チンはシャオ・ジャン（肖戦）と共演したり、ワン・イーボーと共演したり、面白いな」「ワン・イーボーはいつも年上女優と共演。同年代女優は駄目なの？」など、さまざまな意見が聞かれた。

脚本で描かれている魏若来は、23歳の若さにしては非常に決断力があるが、時々間抜けでだらしない複雑な性格の持ち主。今まで演じてきたどのキャラクターよりも内面が込み入っていて、それを演技で表現するには高いハードルが立ちはだかっているよう。アイドル俳優から演技派俳優への転身ができるかは本作品の出来次第ともみられている。（編集/RR）