韓国政府、国民総所得が20年ぶり台湾を下回るも「4万ドルは遠からず達成可能」=ネットには厳しい声

Record Korea    2023年3月8日(水) 12時0分

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7日、韓国・聯合ニュースは「韓国の1人当たり国民総所得が昨年は20年ぶりに台湾を下回った」と伝えた。写真はソウル。

2023年3月7日、韓国・聯合ニュースは「韓国の1人当たり国民総所得(GNI)が昨年は20年ぶりに台湾を下回った」と伝えた。

韓国銀行が7日に発表した国民所得統計(暫定値)によると、昨年の韓国の1人当たりGNIは3万2661ドル(約444万円)で、前年より7.7%減少した。ウォン建て名目国内総生産(GDP)は8.1%伸びたものの、異例のウォン安が影響してドル建て名目国内総生産(GDP)が8.1%急減したためだという。

国連や世界銀行などによる同日基準の世界ランキングはまだ発表されていないが、各国の中央銀行、政府による集計結果では、昨年の韓国の1人当たりGNIは台湾(3万3565ドル)を下回っている。02年以来、20年ぶりだという。

ただ韓国銀行は、政府が掲げる「国民所得4万ドル」という目標は「遠からず達成可能だ」との見解を示している。

先ごろ発表した経済見通しによると、今年と来年の実質GDP成長率は1.6%と2.4%と予想された。韓国銀行関係者は「国民所得は実質GDP成長率、GDPデフレーター、為替レート、人口、海外からの純所得受取などが影響するため正確な予測は難しい」としながらも、「向こう2~3年間、実質GDPは年平均2%前後の成長、デフレーターも2%前後の上昇が見込まれる。ウォン・ドル相場が過去10年間の平均レベルを維持すると仮定し、成長と物価を考慮すると、4万ドルは遠くない時期に達成できるだろう」と説明している。

国連の集計によると、21年基準の韓国の1人当たりGNI(3万5373ドル)は世界36位、人口5000万人以上の国では7位となっている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「遠からず4万ドル達成…酒でも飲んでるのか?(笑)」「最低賃金で働いている人が大勢いるというのに、何が4万ドルだ」「20年ぶりに追い抜かれたけど4万ドルが達成できれば大丈夫、という考えはどこから来たんだ?」「国民所得は台湾に負け、経済成長率は日本に負け、貿易指数は北朝鮮に負け。僅か1年間でこの有り様だ」「これから成長が期待できる産業もないのに、もう春は来ないよ」「大統領就任から数カ月で韓国経済をこんな状態にしてしまった元検事。全ての要職に元検事ばかり起用して、何の対策もしていないのがさらに問題だ」「向こう4年間、韓国は浮上できないな」など厳しいコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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