日本でキャンピングカーの売上高が過去最高に、その背景は―中国メディア

Record China    2023年3月9日(木) 7時0分

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7日、中国のポータルサイト・百度に、日本でキャンピングカーの需要が高まっていることを紹介するレクリエーショナル・ビークル(RV)情報を扱うセルフメディアによる文章が掲載された。

2023年3月7日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に、日本でキャンピングカーの需要が高まっていることを紹介するレクリエーショナル・ビークル(RV)情報を扱うセルフメディアによる文章が掲載された。

文章は、日本RV協会がこのほど発表したキャンピングカー白書で、22年の日本国内キャンピングカーの売上額が762億5000万円と前年より20%増えて過去最高を記録し、年間販売台数は約9000台で、同年末現在の保有台数は14万5000台となったことを紹介。非常に旺盛な需要の中でキャンピングカー市場規模は今後も拡大を続けるという同協会の認識を伝えた。

そして、売り上げが大きく伸びている背景として、新型コロナや大きな自然災害が頻発する状況の中で、これまでのレジャー的な要素に加えてキャンピングカーに「集中しやすいリモートワーク環境、災害時でも他人との密な接触を避けられる緊急避難所」といった新たな存在意義が生まれたことを挙げている。

また、同協会の調査結果として、キャンピングカーを求めて来店する年齢層では50歳以上が半数以上を占め、40代の24.5%、30代の12.5%と続き、20代以下は4.4%にとどまっており、主な購買層は中高年者であるとしたほか、日本のキャンピングカー市場独自の変化として、軽自動車をベースとした小型キャンピングカーの需要が特に伸びていると指摘。コンパクトながら4人まで利用でき、地域によっては車庫証明が不要、税金や維持費も安いということで大きなシェアを獲得しているとした。

文章はその上で、中国のキャンピングカー市場についても言及。日本同様に中高年者が主な購買層となる中で、キャンピングカー文化の浸透に伴って若い世代の購買意欲も徐々に高まっているものの、中国市場は日本に比べて立ち上がりが遅く、広大な面積を持ち、人口が多く、道路が複雑といった国情にマッチした発展の軌道に乗っていないのが現状だと指摘。現在ようやく関連政策が整備され始め、購入や産業発展への助成が強化されつつあるとし、中国のキャンピングカー市場にも明るい未来がやってくることを期待できると結んだ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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