Record Korea 2023年3月14日(火) 10時0分
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13日、韓国・中央日報は「フィリピン・マニラ行き大韓航空機の中などから実弾が見つかったことと関連し、実弾は2発と伝えられていたが、実際はもう1発見つかっていた」と報じた。
仁川(インチョン)国際空港でフィリピン・マニラ行き大韓航空機の中などから実弾が見つかったことと関連し、13日、韓国・中央日報は「実弾は2発と伝えられていたが、実際はもう1発見つかっていた」と報じた。
複数の情報筋によると、問題の航空機KE621便の乗客の保安検査の映像を再確認した結果、あるトランジット客の手荷物の中に実弾3発が入っているのが見つかった。このうち2発が機内で発見されたが、もう1発は行方不明の状態で捜査当局が追跡しているという。実弾発見当時、爆発物処理班が同航空機内を調べたが、2発以外の実弾は見つからなかったとしている。トランジット客は第三国発の航空機で韓国に入国したのち、KE621便でマニラに向かうところだった人物だとされるが、事実関係は確認されていない。国家情報院など保安当局はテロを含めあらゆる可能性を念頭に捜査を進めているという。
情報筋は「保安検査の段階で実弾が3発も入った荷物を摘発できず機内に持ち込ませたのであれば、保安検査の不手際など、空港当局の保安のミスである公算が高い」と指摘している。他の情報筋も「航空会社、空港公社、保安当局と続く報告段階の中で、事実関係が縮小された可能性もある。報告体系の問題点が浮き彫りになった」と話している。
国土交通部の元喜龍(ウォン・ヒリョン)長官は12日、仁川空港を訪れ、保安検査の現場点検などを行った。当初、大韓航空乗務員が実弾をごみと勘違いして放置したため通報が遅れたことを指摘し「なぜ機内に(実弾が)持ち込まれたのか納得しがたい。保安の失敗が確認できれば、法令に従い断固とした処分を下す」と話している。
問題の実弾は拳銃用の9ミリ弾。10日午前7時45分に仁川空港第2旅客ターミナルを出発しマニラに向かう予定だったKE621便の機内で、乗客が座席の下から2発発見した。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「これを見つけられないなんて、保安検査は何のためにやってるんだ?」「計画的な犯行かも。機内に拳銃も持ち込まれていたかもしれないよね。油断していると大変なことになりかねない」「大韓航空は問題が多いな」などの怒りの声が寄せられている。
また、「保安検査をやってた人もグルで、通過させたんじゃないか?。でないと考えられない」「実弾をごみだと思ったという乗務員も、ハイジャックの共犯じゃない?」「3発というのがコックピットのドア破壊用、機長用、副機長用だとしたら怖いな」「国家情報院の要員がしくじったんじゃないの?」「北のスパイが本格的に動いているのではないか」「見つかった実弾はチェコ製の9ミリ弾で、チェコ製の拳銃Cz75に用いられる。北朝鮮も白頭山拳銃という名前でCz75を複製生産して使っている」など不安の声も多く上がっている。(翻訳・編集/麻江)
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