2023年3月13日、台湾・民視新聞網は、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で台湾が1次ラウンド敗退となり、注目を集めているチアダンサーが来日しなくなったことを日本のネットユーザーが悲しんでいると報じた。

記事は、台中で行われていたWBC1次ラウンドで台湾がグループ2位以内に入れず、東京ドームで行われる準々決勝に進出できなかったことについて、台湾のファンの心が打ち砕かれたのみならず、日本の野球ファンも台湾のチアダンサーグループ「クラシック・ガールズ」が間近で見られなくなったために大いにショックを受けていると伝えた。

そして、同グループについて台湾プロ野球の各球団から今大会のために選抜された21人の女性ダンサーで構成されており、特に人気の高い楽天モンキーズのリン・シャン（林襄）、中信ブラザーズのチュンチュン（峮峮）をリーダーとする元気で可愛らしい応援ダンスが世界的な注目を集めていたと説明。台湾が12日のキューバ戦に破れて1次リーグ敗退が決まると、ツイッターでは多くの日本人ファンが「台湾敗退」のハッシュタグとともに「リン・シャンが来られなくなった」「東京ドームでリン・シャンに会えなくなった」「ガールズを見られなくなり絶望」「台湾の敗退はあまりにも残念」「チュンチュンが……」など落胆ツイートを書き込んだと紹介している。

また、中には「クラシック・ガールズ」をゲストとして日本に呼び、日本代表のために応援してもらおうではないかといった声や、急きょ敗者復活戦の実施を提案する日本のネットユーザーさえ見られたとした。

記事は、台湾の敗退決定後にインスタグラム上でリン・シャンが「この数日のことは本当に忘れられない。多くの感動と悲しみの涙を流した。世界各地から帰ってきたヒーローたち、素晴らしい4日間をありがとう。そしてお疲れさま。最高にカッコいい台湾のヒーローたち、全力でがんばったから悔いはないはず」とコメントし、チュンチュンも「涙を拭いて再び前に進もう、私たちはチーム・タイワンだ」と書き込んだことを紹介している。（翻訳・編集/川尻）

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