シリコンバレー銀行破綻とクレディ・スイスの巨額損失が共振?欧米銀行株の急落続く―中国メディア

Record China    2023年3月16日(木) 12時0分

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15日、中国メディアの澎湃新聞は、米シリコンバレー銀行の経営破綻とクレディ・スイスの巨額損失により欧米銀行株の下落が続いていると報じた。

2023年3月15日、中国メディアの澎湃新聞は、米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻とクレディ・スイスの巨額損失により欧米銀行株の下落が続いていると報じた。

ダウ、ナスダック、S&P500の主要3指数が15日、いずれも前日の終値から大きく下落しての取り引きスタートとなったと紹介。特に銀行銘柄ではファーストリパブリック銀行、クレディ・スイス、INGグループ、ドイツ銀行、UBS、サンタンデール銀行などが軒並み下落したと伝えた。

その背景として、先月9日に2022年の決算が73億9300万スイスフラン(約1兆円)の赤字と発表したばかりのクレディ・スイスが今月14日、2021年と22年の財務報告の内部管理について「重大な弱点」があったと発表したことをを挙げた。また、クレディ・スイスの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクがクレディ・スイスにさらなる金融援助を行わないことを表明したとの報道も出たと紹介している。

一方で、クレディ・スイスのアクセル・レーマン会長が15日、SVBの経営破綻による影響は限定的であり制御可能とコメントするとともに、スイス政府からの支援を受ける必要があるかについてはコメントを拒否したと伝えた。

記事は、SVBとシグネチャー・バンクが13日に相次いで破綻したことで米国株式市場の銀行株が大きく下落し、危機の拡大や監督管理強化に対する懸念から欧州の銀行株もこの1年余りで最も悪い状況になっていると紹介。専門家からは今後数週間は恐慌状態が続くとの見方が出ているとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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