北朝鮮、弾道ミサイル2発をまた発射=軍事境界線からわずか20キロ地点―韓国メディア

Record China    2014年7月14日(月) 9時43分

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13日、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が同日午前1時20分と同30分ごろ、朝鮮半島東部海域に向け短距離弾道ミサイルと推定される物体2発を発射したと発表した。資料写真。

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2014年7月13日、韓国・聯合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部は13日、北朝鮮が同日午前1時20分と同30分ごろ、朝鮮半島東部海域に向け短距離弾道ミサイルと推定される物体2発を発射したと発表した。中国新聞社が伝えた。

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合同参謀本部の関係者によると、ミサイルの射程は約500キロ、発射地点は南北軍事境界線から20キロ余りしか離れていないという。北朝鮮が軍事境界線付近で弾道ミサイルを発射するのは極めて異例だ。韓国軍は北朝鮮の追加的なミサイル発射に備え、監視態勢を強化している。

北朝鮮は9日、軍事境界線から約40キロ離れた黄海道・平山で弾道ミサイルを2発発射している。今回の発射地点は、これまで北朝鮮が弾道ミサイルを発射した地点の中で最も南側にある。韓国軍関係者は「時間や場所を問わず、弾道ミサイルを発射できる能力を対外的に誇示するもの」とした上で、「米空母が釜山港に寄港したことに反発するとともに、北朝鮮が示した特別提案を受け入れるよう韓国側に圧力をかける狙いもある」と指摘した。

北朝鮮の国防委員会政策局は12日に発表した談話で、米空母ジョージ・ワシントンの釜山入港を非難し、韓国に「正しい選択」をするよう求めている。

北朝鮮が発射体を撃つのは今年14回目。2月21日から300ミリ放射砲やスカッド、ノドンなどのミサイル、地対地ロケット「フロッグ」など計97発を発射している。弾道ミサイルの発射は6回目で、計12発を発射した。

北朝鮮は先月30日、韓国に対し、7月4日からすべての軍事的敵対行為の中止を求める「特別提案」を発表。9月に開幕する仁川アジア大会などでの南北間交流の雰囲気をつくるためとし、朝鮮半島有事を想定した米韓合同演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の取りやめを求めた。

韓国政府は1日、「北朝鮮は核問題の解決に誠意を見せなければならない」として、北朝鮮の提案を拒否する声明を発表している。(翻訳・編集/NY)

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