野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本がメキシコに劇的勝利を挙げたことに、台湾のネットユーザーから賛辞が止まらない。台湾メディアの聯合新聞網が21日付で伝えた。

21日のメキシコ戦、侍ジャパンは4回に先発の佐々木朗希が被弾して3点を失うも、7回に吉田正尚の3ランホームランで同点に追いつく。さらに2点を奪われたものの山川穂高の犠牲フライで1点差に詰め寄ると、迎えた9回裏、それまで4打数無安打3三振だった村上宗隆が会心のサヨナラ打を放ち、メキシコを6対5で下した。

手に汗握る展開、そして劇的な幕切れに台湾の野球ファンも熱狂した。ネット掲示板PTTであるユーザーは「今日の日本対メキシコの試合は神だった。終わり方はまったく日本のアニメのようだった。歴代のWBCの試合でも名勝負に名を連ねるだろう。みんなはあの朗神（イチロー）の試合（2009年のWBCでの決勝タイムリー）を超えたと思いますか」と問い掛けた。

これに対し、他のユーザーからは「これはもう漫画だよ」「風呂入って出たら逆転してた。漫画のシナリオは現実だった」「この試合だけでも漫画やアニメをつくれる」「漫画でもこんな展開描けないよ、神過ぎる」「すごかった。漫画を超えた現実だ」といった声が上がった。

また、「少なくとも今大会で最高の試合だった」「最後の展開は神だった」「これぞトップの対決」「村神様はやっぱり神だった」「取って取られての展開が本当に素晴らしかった」「日本は名試合を作り出す専門家」「日本の試合では必ずこうしたサプライズがある」といった声が上がった。（翻訳・編集/北田）