2023年3月27日、中国のスポーツメディア・足球報は、中国サッカープロリーグ・河南建業に所属していたブラジル人のオリヴィオ・ダ・ローザ（イヴォ）が1年4カ月ぶりに中国に戻り、中国に対する熱い想いを語ったことを報じた。

記事は、36歳のイヴォが今月22日に1年4カ月ぶりに中国に戻り、河南省の鄭州空港ではサポーターの歓迎を受けて感激の表情を見せていたと紹介。「イヴォは中国に大きな愛着を持っており、かつての中国サッカーで成功した彼は、金満サッカーが終わった今、自分の力で中国サッカーに恩返ししたいと考えている」とし、イヴォが中国滞在中に国内クラブとの交渉を行う予定であることを伝えた。

その上で、イヴォがインタビューに対して「この1年4カ月、中国のリーグに戻ってくることを考え続けてきた」と語るとともに、15年に中国にやってきてからの約7年間について「自分のキャリアで最も輝いていた時代であり、最も意味のある7年間だった。ここで私は成功し、私のサッカーキャリアの支えにもなった。だから中国のサッカーには思い入れがある。中国のプロリーグ、ユースサッカーのレベルアップに貢献できたら」と述べたことを伝えた。

そして「私は中国という国を熱愛している。7年の生活と仕事でとても好きになった。だから、残り2〜3年であるプロとしてのキャリアを中国で過ごしたい。中国のクラブが必要としてくれる限り、私はいつでもすべてを捧げる」と中国のクラブ復帰に向けた強い気持ちを示したことを紹介している。

さらに、以前中国サッカー協会の間でイヴォを帰化させる話が出たとの情報が流れたことについて「本当のことを言うと、私は確かに中国代表として試合に参加したい気持ちを持っている」と告白。「年齢が年齢なので、若い選手のように簡単には帰化できないけれど」としつつ、選手として中国のために何らかの試合に参加したい意思を明らかにしたことを伝えた。（翻訳・編集/川尻）