中国メディアの毎日経済新聞は28日、第80回ベネチア国際映画祭の金獅子生涯功労賞に香港出身の俳優トニー・レオン（梁朝偉）が輝いたと報じた。

受賞者の発表は27日にあり、記事は華人俳優に同賞が贈られるのはトニー・レオンが初めてだと紹介。また、「ベネチア国際映画祭とカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭は世界三大映画祭と称され、金獅子賞はベネチア国際映画祭の最高賞だ」と伝え、過去に出演作「非情城市」「シクロ」「ラスト、コーション」が金獅子賞を授与されていることにも言及した。

記事によると、長いキャリアを持つトニー・レオンは第53回カンヌ国際映画祭での男優賞など多くの賞に選ばれてきたが、世界の主な映画祭で生涯功労賞を受けるのは今回が初めて。受賞については「光栄に思っている。これまで一緒に仕事をした全ての映画制作者と一緒に祝いたい。この賞は彼らに対するオマージュでもある」と表明したという。

一方、中国メディア・澎湃新聞はトニー・レオンとともにイタリアのリリアーナ・カバーニ監督が選ばれたことを伝えた。

第80回ベネチア国際映画祭は今年8月30日から9月9日にかけて開催される。（翻訳・編集/野谷）