韓国で日本の「おまかせ」が大ブーム、客からは「品質が伴っていない」と不満も

Record Korea    2023年3月31日(金) 19時0分

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28日、韓国・チャンネルAによると、韓国の若者を中心に、店側に注文を委ねるという意味の日本語「おまかせ」が大ブームとなっている。資料写真。

2023年3月28日、韓国・チャンネルAによると、韓国の若者を中心に、店側に注文を委ねるという意味の日本語「おまかせ」が大ブームとなっている。コーヒー店やスンデ(豚の腸の中にもち米や春雨、野菜などを詰めて蒸した韓国料理)専門店でもおまかせメニューが提供されているが、一部では「メニューを値上げするための商法だ」と指摘する声も上がっているという。

記事によると、ソウルにあるお茶専門店では、店側が選んだ5種類ほどのお茶を飲み比べするおまかせコースが4万2000ウォン(約4200円)で提供されており、常に客でにぎわっている。

韓国で「おまかせ」は主に寿司店で使われてきたが、若者の間で「SNS映えする」と人気を得たことから、最近ではお茶やコーヒー、スンデまで「おまかせ」の名前で販売されている。アラカルト注文より高めの値段設定で、一食10万ウォン(約1万円)を軽く超える店もあるが、若者には「特別な日に行くと満足感が得られる」「外食回数を減らしてでも行きたい」などと大好評だという。

しかし一部の店には、「おまかせ」との名前をつけて値上げしただけで品質が伴っていないとの指摘も寄せられている。牛肉のおまかせコースがある店を訪れたという女性は「期待していたが、途中でピザが4枚も出てきて、それを食べたらお腹がいっぱいになった」と話した。ある店のレビューサイトには「3人で行ったが、料理が2人分しか出てこなかった」との不満も書き込まれているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「『不景気だ』『お金がない』と言いながらお茶に4万ウォンも出すなんてあきれる」「インスタで自慢するための消費」「目的は飲食店で最高のサービスを受けることではなく、インスタに載せて『いいね』をもらうこと」「まんまと店のカモにされているね」「おまかせを頼み、料理が冷めきるまで写真を撮り続けている姿が目に浮かぶ」「この国には見栄っ張りな人が本当に多い」「そもそも日本の『おまかせ』は、その店でしか味わえない得意メニューをシェフに任せて出してもらうという意味。自信のあるメニューということだ。ただのはやりで何にでも『おまかせ』とつけるのは間違っている」など冷ややかな声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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