Record Korea 2023年4月1日(土) 7時0分
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31日、韓国・国民日報によると、韓国で最近、ミニトマトを食べた人が嘔吐や腹痛など食中毒に似た症状を訴えるケースが続出した。これに関し韓国政府は「トマチンという成分が原因とみられる」と発表した。
2023年3月31日、韓国・国民日報によると、韓国で最近、ミニトマトを食べた人が嘔吐(おうと)や腹痛など食中毒に似た症状を訴えるケースが続出した。これに関し韓国政府は「熟していないトマトに含まれるトマチンという成分が原因である可能性が高い」との考えを示した。
記事によると、韓国政府は30日に緊急会議を開き、「年初の厳しい寒さの影響により、新しく発売された特定の品種のトマトでトマチンが過剰に生成され、熟した後にも残ったとみられる」と発表した。
トマチンはトマトの成長期に生成される物質で、通常は成熟過程で自然に分解されるという。
韓国政府は当該品種を栽培する農家に出荷制限措置を命じ、自主回収を勧告した。消費者にはミニトマトに苦味を感じたら食べないよう呼びかけている。また当該品種以外のトマトには問題がないことも確認したという。
専門家らは、トマトを食べてから1時間以内に嘔吐や腹痛の症状が出るが、一時的なものであるため薬を服用する必要はないとしている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「苦味は全くなく、しっかり熟したおいしいトマトだったのに、ひどい腹痛と下痢に苦しんだ」「2個食べて口にしびれを感じ、その後すぐに嘔吐したのに、自然成分によるものとは思えない」「これまでの人生で熟していないトマトを食べて吐き気を催したことはない。何か隠しているのでは?」「今年は特に寒くて成長促進剤の農薬をたくさん使用したせいだろう」「政府の対策が『苦ければ吐き出せ』だと?しばらく食べないようにするしかないな」など、不安の声が寄せられている。
その他「大人は苦味を感じたら吐き出せるけど、子どもは無理。一つ一つ確認してからあげることもできないし。今後ミニトマトは食べさせられない」「子どもたちの給食の献立からトマトを除いてほしい」との声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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