中国・広東省で30日、高速鉄道に弁当を持参した男性客が乗務員に温めるよう迫る出来事があった。中国メディアの水母網が伝えた。

報道によると、男性客は持参した弁当を車内の売店に持ち込み、「電子レンジで温めてほしい」と要求したが乗務員に拒否された。現場で撮影された動画には、「持ってきたものを温めることもしてくれないのか」と不満げな男性に女性乗務員が「そのようなサービスは行っていません」と回答、男性が「電子レンジがそこにあって、2分やそこら使うのに何の問題があるんだ？」と詰め寄ると、乗務員が「私どもは外から持ち込まれた食品を電子レンジに入れることは許可していません」と回答する様子が映っている。

男性はそれでも「なぜなんだ！？」と食い下がり、「鉄道規定があります。私たち個人（が拒否しているの）ではありません」「もし万が一…」などと説明されるも、「万が一何があるんだ？」「責任は私自身が負う。あなたに責任は負わせないと言っているのにそれでもだめなのか」などとまくし立てた。水母網の記事は「男性の要求は理にかなっていると思いますか？」と読者らに問い掛けている。

中国のネットユーザーからは「これはだめでしょ」「自分が責任を負うと言うが、本当に負い切れるのか？」「その弁当の中にヤバいものが入ってたらどうするんだ」「食品の中には爆発するもの（卵など）もあるし、衛生面も心配」「もしOKしたら次から次へと同じような客がやってくる。そうなったら管理し切れない」「安全かどうかは置いておくとしても、普通レストランやコンビニでも持ち込んだものは温めてくれないだろう」「自分で持ってきておいてそこまでこだわるか？黙って冷たいまま食えばいいんだよ」といった声が殺到した。

一方で、ごく少数ながら「乗務員に理がないと思うのは私だけ？」「（高速鉄道に乗る際の）安全検査はパスしてるんだから（温めてあげても）いいと思うけど」といった声も見られた。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) March 31, 2023