Record China 2023年4月4日(火) 6時0分
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2022年の欧州特許庁の出願件数で、国別では中国が第4位だった。中国は3位の日本を猛追している。企業別ではファーウェイが2年連続で第1位だった。写真は東莞市内のファーウェイの会社本部。
フランス誌「レクスプレス」(電子版)は3月29日、中国が2022年に欧州特許庁に出願した特許出願件数は1万9041件で、米国、ドイツ、日本についで国別で世界第4位だったと紹介する記事を発表した。「レクスプレス」は、「中国は(金・銀・銅メダルを受賞する)表彰台には登れなかったが、早い時期に登れるだろう」と評した。
1位の米国は出願件数が4万8088件、2位のドイツは2万4684件、3位の日本は2万1576件で、中国は前記3カ国に次ぐ1万9041件だった。ただし中国からの出願件数は前年比15%増で、5年前との比較では2倍以上に増加した。一方で、2022年における日本からの出願件数は前年比0.4%減だった。
企業別では、中国企業の華為技術(ファーウェイ)の出願件数が4505件で、第2位の韓国のLGの3510件を大きく引き離して、2年連続で世界1位を維持した。第3位は米国のクアルコム、第4位は韓国のサムスン、第5位は欧州のエリクソン、第6位は欧州のシーメンスだった。日本企業ではソニーが1329件で、世界第10位だった。その他の日本企業ではパナソニックが865件で世界19位、日立が793件で世界20位、キヤノンが676件で世界24位だった。
欧州特許庁首席エコノミストのヤン・メニエール氏はファーウェイについて「今後も発展できるかどうかには疑問もあるが、一つのことははっきりしている。依然として研究開発のリーダーであり、イノベーションを強化していることだ。米国の制裁に直面しても、新たな市場に進出するために、グリーン技術分野の多面化を実行している」と評した。
メニエール氏は、「中国はイノベーション分野で世界のリーダーになりつつある。われわれは、今年になってから中国からの出願が多様化していることに注目している。特に、電気分野や電池分野だ。エネルギー分野もそうで、ファーウェイのスマート太陽光発電技術などだ」との見方を示した。(翻訳・編集/如月隼人)
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