Record China 2023年4月4日(火) 9時0分
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ドイツメディアのドイチェ・ヴェレ(中国語版)は2日、「日本の桜の木はどのようにしてドイツにやって来たのか」と題する記事を掲載した。写真はベルリンの桜。
ドイツメディアのドイチェ・ヴェレ(中国語版)は2日、「日本の桜の木はどのようにしてドイツにやって来たのか」と題する記事を掲載した。
記事はまず、「日本では桜は春を表すものであるだけでなく、人間と環境の不可分の象徴でもある。桜の木の下での花見や、いつどこで桜を見られるかというロードマップの作製など、これらすべてが日本文化の一部であり、自然とのつながりなのである」と説明。「それは、もののあわれという哲学観、すなわちはかない美の鑑賞に基づく考え方だ。桜の開花は10日間ほどしかなく、それだけに人々はさらに期待を寄せるのだ」とした。
そして、「ドイツにも桜の名所がたくさんあるが、それらはどのようにしてドイツに来たのか」とし、「『満開の桜並木の下に、見知らぬ人はいない』。これはベルリン東部にある記念碑に書かれた言葉だ。旧東ドイツ時代には死の地帯だった場所。東西の統一を祝うため、テレビ朝日が日本国民から寄付を募り、ここに1000本(ベルリン全体でおよそ1万本)の桜の木を植えて友情の象徴とした。桜が満開になると、多くのドイツ人と日本の観光客がやって来て花見をしたり、美しい景色を楽しんだりしている」と紹介した。
また、「旧西ドイツの首都ボンにも桜の街がある。1980年代に、当時の都市計画を担当した人物が、すぐに手に入らなかった木の代わりとして桜を植えた」とし、「開花の時期が訪れるたびに観光客が訪れ、ピンクの桜のドームの下を散策し、時には交通渋滞を引き起こすこともある」と伝えた。
さらに、広島市の姉妹都市であるハノーバーにも桜の名所があるとし、「1987年12月にこの地に50本の日本の桜が植えられた。89年にはさらに60本が植えられ110本になった」としたほか、「ドイツのほかの多くの都市にも桜の木があり、花の色は白や薄ピンクや濃いピンクなどさまざま。日本と同じように、開花の時期を示す指標を設けている都市もある」と紹介した。(翻訳・編集/北田)
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